月刊バスケットボール1月号

技術&戦術

2020.11.29

月バスSet Play of the Week(142)ウィザーズ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 八村 塁のプレーに注目したいワシントン・ウィザーズ。そんな八村のパワープレーを生かしたサイドラインインバウンズからのパワープレーを紹介する。ラインやスタックのようなエントリーから、最終的に4アウト1インになるサイドラインインバウンズプレーを解説していく(※メンバーはリスタート時)。

 

【ラインナップ】

①(PG)…シャバズ・ネイピア

②(PG)…ジェローム・ロビンソン

③(SG)…トロイ・ブラウン

④(SF)…八村 塁

⑤(PF)…モリッツ・ワグナー

 

【A-1】

 ③がインバウンダーで、②と④(八村)が左ローポスト付近、⑤と①がトップ辺りにダブルスタックのように並んで、このプレーは始まる。

 ①は⑤のダウンスクリーンでポップし、③からのパスをレシーブ。③はパスをしたらすぐに⑤のスクリーンでアイバーソンカットし、右ウイングへカットする。

 

【A-2】

 ⑤が①にボールスクリーンを仕掛け、③はコーナーへドリフト。⑤はポップアウトして①からのパスをレシーブする。②は④の周りを回って、右サイドのウイングへカット。ポストマンの周りをオフェンスに回られるとポストディナイができない(ディフェンスはバンプするため)ので、④へ簡単にボールが入る。④はそのままミドルドライブし、豪快なダンクを決めた。

 

※『月刊バスケットボール1月号』では、NBAシーズン再開後のさまざまなチーム(ファイナル進出チームを除く)が見せたオフェンスをさらに詳しく紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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