月刊バスケットボール5月号

技術&戦術

2020.09.06

月バスSet Play of the Week(130)ジャズ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 ウェスタンカンファレンスのプレーオフ1回戦で第7戦までもつれ込んだデンバー・ナゲッツとユタ・ジャズの対戦。シリーズ勝敗の決着も最後の最後まで目が離せない展開となった。4Q残り17.4秒、78-80のナゲッツ2点リードの場面で…ジャズのサイドラインインバウンズプレーを解説していく。

 

【ラインナップ】
①(PG)…マイク・コンリー
②(SG)…ドノバン・ミッチェル
③(SF)…ジョー・イングルス
④(PF)…ルイス・オニール
⑤(C)…ルディ・ゴベア

 

【A-1】
③がインバウンダー、右エルボーからコーナーに⑤・④・②・①がライン状に並んで。このプレーは始まる。
まず、①が②・④・⑤の前を横切り、ループを描きながら左コーナーへカット(1)。次に、④が①の前を通って右コーナーへ(2)、⑤がダウンスクリーン(3)をセットし、①がボールをレシーブする(4)。⑤はウィークサイドのダンカースポットへ(5)。

 

【A-2】
①・④・③はコートにスペースを作るようにカットし、②はバックコートから勢いを付けて1対1(※NBAのインバウンズではバックコートにボールを戻すことができる)。しかし、3Pラインを超えた辺りで②はターンオーバー…ジャズは1回戦敗退となった。

 

※『月刊バスケットボール10月号』では、ジェームズ・ハーデンとラッセル・ウェストブルックを中心にプレーオフで戦っているヒューストン・ロケッツのオフェンスをさらに詳しく紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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