月刊バスケットボール5月号

アグレッシブに攻め立てたTeam Powerが快勝!【BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE 現地レポート③3x3男女日本代表】

 8月16日に代々木国立競技場第一体育館で行われた「BASKETBALL ACTION2020 SHOWCASE」。車いすバスケ(デモンストレーション・タイムトライアル)、男女3x3日本代表(女子:シュートトライアル、男子:SHOWCASE)、男女5人制日本代表(SHOWCASE)がそれぞれのイベントで今回の催しを盛り上げた。ここでは現地レポート第3弾として、男女3x3のイベント模様を紹介する。

 

 3x3では男子の「SHOWCASE」に先立って男女代表に車いすバスケの香西宏昭(NO EXCUSE)、秋田啓(岐阜SHINE)、大舘秀雄(埼玉ライオンズ)の3名が加わり、3チームでのシュートトライアルが行われた。5か所からのシューティングで車いすバスケチームはゴール下のファーストスポットをなかなかクリアできず、時間切れ。男子チームは杉浦佑成(島根)、保岡龍斗(秋田)、小林大祐(茨城)の3名。車いすバスケチーム同様にファーストスポットで苦戦を強いられたが、その後は快調にシュートを沈め、残り18秒でフィニッシュ。圧巻だったのが女子。篠崎澪、田中真美子(共に富士通)、西岡里紗(三菱電機)で構成されたチームは連続のシュートミスなく精度の高いパフォーマンスで37秒を残してチャレンジ優勝。メンバーの都合上、試合形式での開催が見送られたが、きっちりと結果を残して見せた。

 

篠崎も久しぶりのイベントを楽しんだ

 

 シュートトライアルに続いて男子の「SHOWCASE」が行われた。以下が参加メンバー。

 

【Team Action】

保岡龍斗(秋田ノーザンハピネッツ)

橋本拓哉(大阪エヴェッサ)

小松昌弘(TOKYO DIME)

 

【Team Power】

小林大祐(茨城ロボッツ)

落合知也(越谷アルファーズ)

藤高宗一郎(バンビシャス奈良)

杉浦佑成(島根スサノオマジック)

 

 先制はTeam Power。杉浦のバウンズパスから小林がリバースレイアップで初得点を挙げ、大濠コンビが試合を動かした。試合を通じて両チーム共にアウトサイドシュートが決まらない中、前へ出たのはTeam Power。インサイドの強さで主導権を握ると果敢にドライブを仕掛け得点。最終的には11対3で勝利を収めた。

 

男子はアグレッシブな攻めを見せたTeam Powerが快勝

 

 アグレッシブなペイントアタックが光った杉浦は「皆さんの前でプレーする機会がもらえてうれしく、楽しかったです。見ている人たちに少しでも元気を与えられたらと思います。僕自身は行けるときは行くという意識はもちろん、ディフェンスにあおられたときに慌てないことなど、余裕を持って良い判断でプレーすることができたと感じています」と久しぶりの実戦に手応えを感じていた。

 

(月刊バスケットボール)



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