【NBAのアレコレvol.48】グレッグ・ポポビッチに次いで同一チームの継続年数が長い現役HCは?
月バス.com限定配信の「NBAのアレコレ」。今回は47弾をお届けします。「NBAをこれから見はじめたい!」「NBAについてもっと知りたい!」というアナタへ、月バス編集部が毎週一つずつNBAにまつわるマメ知識をQ&A方式で出題! 「これは知っているよ」というライトなものから「へぇ~」と思わず口にしてしまうようなディープなものまで幅広く紹介していきます!
“NBAはビジネス”という言葉を皆さんも耳にすることは多いと思います。世界最高峰のリーグがゆえ、そして莫大なお金が動いているがゆえにそのリーグで生き残ることは非常に難しく、シビアなことです。そして、それは選手だけではなくヘッドコーチも同じことで、2018年オフには17-18シーズンのコーチ・オブ・ジ・イヤーに輝いたドウェイン・ケイシー(現ピストンズHC)が解雇されたのは記憶に新しいのではないでしょうか?
そんな中でグレッグ・ポポビッチHC(スパーズ/24シーズン継続中)に次いで2番目に同一チームでの指導歴が長い12シーズンを継続するHCが2人います。
一人はマーベリックスのリック・カーライルHC。08-09シーズンにエイブリー・ジョンソン氏の後釜として指揮を執り、以降レギュラーシーズン511勝446敗(勝率53.4%)。12シーズン中8シーズンでプレーオフに出場しており、11年にはダーク・ノビツキーらを擁しフランチャイズ初優勝を飾りました。選手からの信頼も絶大で、多国籍軍であるマブスのかじ取り役として今後も長くチームを率いることが期待されます。
左・カーライルHC、右・スポルストラHC/Photo by Tomoaki Sasaki
もう一人はヒートのエリック・スポールストラHC。球団社長のパット・ライリー氏の後継者としてチームを任されたスポールストラHCですが就任当時は38歳と若く、直後の10年にスリーキングス(レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ)が結成したことで、その手腕に疑問符が付くこともありましたが、結果的には2度の優勝。566勝389敗(勝率59.3%)を記録し、王朝後も継続的にチームをプレーオフに導いている点も高評価です。
ちなみに19-20シーズン時点で継続指導歴5シーズン以上のHCは12人と半数にも満たず、10年以上となると上記の3人のみ。日々状況が目まぐるしく変わるNBA において10年以上も変わらず指揮を執ることの難しさはこの数字を見るだけでも明らかですね。
では、今回お題は…
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(月刊バスケットボール)