月刊バスケットボール6月号

NBA

2020.04.15

八村塁がLIVE Q&Aセッションでファンからの質問に回答!

 日本時間4月15日の早朝8時からワシントン・ウィザーズの公式ツイッターにて八村塁のライブQ&Aセッションが開催された。ウィザーズの公式特派員を務めるザック生馬氏による進行で進んだ同企画は約37分間行われ、前半の約17分が英語、後半の約20分が日本語での質問。

 

 バスケットの面やそれ以外の面など、さまざまな質問が寄せられる中、まずはウィザーズの強みについて聞かれた八村は「全員が得点できる。それに速攻が得意でそのまま持って行ったり、ドライブからのキックアウトなどもあります。キャンプ中からそ言われていたことで、若いチームだし、一人一人の能力を見ても走れる選手ばかり。どれだけテンポを上げていけるかというのをコーチからも言われています」と回答。

 

 八村自身もパワーフォワードを務めながらも自らボールプッシュしたり、速攻の先陣を切る場面も多い。ウィザーズの1試合平均115.6得点がリーグ6位に位置していることからも、今季のチームのテーマは遂行できていると言えるだろう。

 

この企画はオンライン上(Zoom)での開催となった

 

 また、「Bリーグのクラブとプレーシーズンで対戦するとしたら?」という質問には、少し考えたのちに「アルバルク東京。日本でも上位クラブだし、知っている選手も何人かいます。面白い試合になるんじゃないかと思います。選手だったら富樫勇樹くん(千葉)」と回答。ザック氏から「地元の富山グラウジーズは?」と振られると「それもいいですね」とはにかんだ。

 

 私生活の面では、「今は食べたい日本食は何か?」という問いに対して間髪を入れずに「すき焼き」と回答。ただ、アメリカではすき焼きに使用するような薄切りの肉が手に入りづらい(ザック氏より)ようで、これに関しては、実際に現地にいる人間でなければ分からない意外な情報であった。

 

 新型コロナウイルス感染症の影響でNBAもシーズン中断を余儀なくされているが、この期間に選手個人やリーグ、各チームがこういった取り組みを行ってくれるのはファンとしてもうれしいことだ。八村もシーズン中断前に比べて髪がだいぶ伸びた様子を見ると、選手たちも「stay safe stay home」を貫いて、この難しい時期を乗り越えようとしている。

 

 ライブ配信の最後に八村は「練習ができなくてストレスになっている選手もいると思うけど、今はどこも同じ状況。トレーニングや、テレビで自分のプレイやNBAの試合、FIBAの試合を見たりとか、いろんな勉強ができると思います。僕もケガしているときにいろいろ学べました。あんなに自分のバスケを見たことがなかったので。良いチャンスだと思って前向きに、ポジティブにやっていかないといけない」とファンへ向けてメッセージをくれた。

 

 NBAのシーズンがどうなるのかはまだ分からないが、選手もチームもリーグも、そして私たちも含めた全員でこの危機に立ち向かっていきたい。

 

https://twitter.com/WashWizards/status/1250197206168154112

 

(月刊バスケットボール)



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