月刊バスケットボール5月号

NBA

2020.04.16

Run, Ishizuka, Run!【ブログ】NBA Shooting Report Vol.2

【NBA Shooting Report by フォトグラファー石塚康隆 Vol.2】

 

 昨シーズンのNBAでの撮影取材を振り返るNBA Shooting Report。(Vol.1はこちら) 準備を終えたフォトグラファー石塚康隆。いよいよテネシー州のメンフィスに向けて出発しますが、海外取材ならではのトラブルが発生した様子。ご覧ください。

 

2019年3月19日

 

【飛行機乗り継ぎのドタバタ劇】

 

メンフィスへ向けていよいよ出発です

 

 成田から出発しアトランタ経由でメンフィスへ向かいます。機内では好きな映画をたくさん観たいところですが、疲れを残さないために睡眠を多めに取りリラックスして過ごします。

 

 飛行機は時間どおりアトランタ国際空港に到着。到着後はまず入国審査がありますが、アトランタ国際空港はとても混雑するのが有名で、この日も入国審査カウンターまで大行列になっていました。

 

 メンフィス行きの便まで時間に余裕があったので大丈夫だろうと予想していましたが、待っていても列が全然進まない状態が続きます。だんだんと無事に乗り継ぎできるのか心配になり、時計を見る回数が増えていきます。

 

 不安の種は進まない列だけではありません。アトランタ国際空港は世界一の乗降客数を誇るマンモス空港で、搭乗口の数がものすごく多いため、どこが乗り場なのかを探すだけでも時間がかかります。不安になりながら並び続け、入国審査が終わったのはなんと3時間後のこと。急いで搭乗口案内を探してメンフィス行きの搭乗口を調べます。

 

 このとき、すでに飛行機の搭乗予定時刻になっていました。間に合うか全く分からない状況でしたが、走って搭乗口に向かいます。翌日にはさっそく試合の撮影があるため、何としても今日中にメンフィスには着いておきたいのです。空港の広さと重い撮影機材に心が折れそうになりながらも、必死で走り、出発する時間ギリギリになんとか搭乗口に到着し、飛行機に乗ることができました。座席に着いてぐったりとしてしまいましたが、これでメンフィスまで行けるので一安心です。

 

 メンフィス国際空港に到着してタクシーに乗り、22時にようやくホテルへ到着しました。成田からメンフィスまで合計17時間。

 

 長時間移動は何度経験しても疲れますが、NBAを撮影できると思うと明日からの取材がとても楽しみです。

 

(Vol.3へ続く) 



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