月刊バスケットボール6月号

【森永製菓セノビー PRESENTS】教えてBリーグプレーヤー‼ アルバルク東京の選手が小学生プレーヤーの疑問に答えます!

 

 Bリーグ2連覇中のアルバルク東京で活躍するアレックス・カーク選手、ザック・バランスキー選手、須田侑太郎選手が、未来のBリーグプレーヤーを目指す小学生の質問に答えてくれました。彼らがトップ選手になれた秘けつとは?

 

 

12歳で183cmあったので細長いというイメージ(カーク)

 

――皆さんは小さい頃から体が大きかったですか?

ザック 身長は小学6年生で163cmくらいあったので大きかったけど、高校に入るまではすごく細かったです。天気の良い日はひたすら外で遊んで、雨の日は家でひたすらゲームをして。何かしらしていましたね。

カーク 細くてガリガリでした。身長は12歳で183cmあったので、細長いというイメージですね。身長だけ先に伸びてしまったので、動きがぎこちないというか、素早く反応することが苦手でした(笑)。

須田 僕も平均的に見たら大きい方で、小学6年生で158cmくらいでした。背の順でも後ろから数えた方が早かったですが、バスケットボール選手としてはあまり大きくはなかったと思います。

 

 

――今、A東京でプレーすることをどう感じていますか?

ザック 日本の中でも一番強いチームの一つにチャレンジしたいと思って入団しました。その気持ちは変わらないですね。ただ、名門の看板を背負っているという意識はなくて、毎日、好きなバスケットをやっていることに感謝しながら楽しんでいます。

カーク 本当に光栄です。A東京はエリートチーム。歴史や伝統のあるチームでプレーすることに、本当に誇りを持ってプレーしています。だからこそ、ハードワークをして、常に全力でプレーすることを意識しています。

須田 歴史も功績もあるクラブでプレーできることは、選手としてすごくうれしいです。プレッシャーもありますが、日本のバスケット界を引っ張っているクラブでもあるし、それも全て背負ってプレーすることは素晴らしい経験です。

 

 

――試合中にはどんなことを意識していますか?

ザック 得意な3Pシュートとディフェンスの徹底を意識しています。ディフェンスに関してはチームとしても変わりませんが、オフェンスはチームのために今、何が一番大切かを考えています。今はシックススマンとして出ているので、ベンチリアクションも一つの“注目コーナー”です(笑)。

カーク 自分の持ち味であるダンクでフィニッシュすることですね。チームメイトが良いパスを自分に出してくれるので、最高の決め方をする意識でプレーしています。それにチーム全体でハードワークをする中でも楽しくできれば最高だと思います。

須田 インテンシティを高く保って、40分間、高い集中力でファイトし続けることを意識しています。僕の役割はベンチから出場してディフェンスでプレッシャーをかけることと、外からのシュートを決めることで、そこが僕自身のベースとなる部分でもあります。

 

 

食事がリフレッシュの時間になっています(ザック)

 

――試合の勝負どころでは何を考えていますか?

ザック そういう場面こそ緊張したらもったいないと思うので、変にプレッシャーを感じるのではなく、クラッチタイムを逆に楽しみたいと思っています。単純にバスケを楽しんでいますね。

カーク 考え過ぎると緊張して固くなってしまうので、逆にビッグプレーが必要なときには、目の前のプレーだけを心掛けています。変な緊張感を自分に与えないように、クリアな気持ちでプレーしています。

須田 技術はもちろんですが、試合に勝つという部分では、それ以上にリバウンドやディフェンス、ルーズボールなどの細かいところをいかにチームとしてモノにできるかが、勝敗に影響します。トップレベルだからこそ、そこは強く意識していますね。

 

 

――子どもの頃に意識して食べていたものはありますか?

ザック 意識して食べていたものはないですね。今も好きなものを食べていて、食事がリフレッシュの時間になっています。一つ挙げるならお母さんの料理! なるべく好き嫌いせず、いろいろなものを食べた方が良いと思います。

カーク 子どもの頃は好き嫌いなしに、体に良くて栄養のあるものを取ることが大切です。特に野菜とフルーツですね。そうすれば、僕のように背が高くなると思いますよ(笑)。

須田 意識していたわけではないですが、牛乳はよく飲んでいました。それこそ、水の代わりくらいのイメージで。それもあってか、中学生から高校生にかけても徐々に身長が伸び続けましたね。

 

 

そこにいられることだけで毎日が刺激になる(須田)

 

――ザック選手にとって食事以外のリラックス法は何ですか?

ザック 僕は多趣味なんですけど、最近のトップ3は映画を観ること、ディズニーランドに行くこと、ドライブをすることです。基本的にはオフはどこかに行きますが、雨の日は家の中でひたすらゲーム。その日その日で、やりたいことをしてリラックスしています。

 

――カーク選手はNBAでプレーしていましたが、一番印象に残っている選手は誰ですか?

カーク キャバリアーズでチームメイトだったアンダーソン・バレジャオ選手からいろいろなこと学びました。彼は自分のことだけではなく、常に周りのチームメイトに「大丈夫か?」「何か問題はないか?」と声を掛けて、いろいろなアドバイスをくれました。彼のことが一番印象に残っています。

 

 

――須田選手は田中大貴選手と同じ東海大出身で同期ですが、今はどんな関係ですか?

須田 良い意味で大学時代と変わりませんね。でも、彼のような選手を大学時代から間近で見てきたからこそ、刺激される部分はあります。練習後のシューティングでも、「これでいいのか? いや、もう少しやろう」と。大貴だけでなく、全員が日本を代表するような選手で、そこにいられることだけで毎日が刺激になります。

 

 

#53 アレックス・カーク

ALEX KIRK

 A東京在籍3年目のアメリカ人センター。最大の持ち味は豪快なダンクで、柔らかいタッチのジャンパーも武器の一つ。2014-15シーズンにはNBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属した実力派。1991年11月14日生まれ(28歳)、211cm、114kg。

 

 

#10 ザック・バランスキー

ZACK BARANSKI

 幼少期から日本で過ごし、名門、東海大ではエースとして活躍。A東京では主にシックススマンとして重要な役割を担う。無類のスイーツ好きで、特にメロンが大好物。1992年12月18日生まれ(27歳)、193cm、100kg。

 

 

#11 須田侑太郎

YUTARO SUDA

 今シーズンからA東京でプレーするスウィングマン。粘り強いディフェンスとアウトサイドシュートでチームに勢いをもたらす。田中大貴、ザック・バランスキーらと共に2012年、13年とインカレ連覇を経験。1992年1月3日(28歳)、187cm、87kg。

 

 

【質問者】宇佐美快斗くん&芳賀冬嗣くん(TEAM D-EQUIPO)

 

 

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(月刊バスケットボール)



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