月刊バスケットボール5月号

【INTERVIEW】河村勇輝のこれまでの歩みを振り返る大特集!(1)

 3月25日発売の月刊バスケットボール5月号では、14ページにわたって河村勇輝のこれまでの歩みを振り返る大特集を掲載。三遠での経験や東海大への抱負を聞いた最新インタビュー、そしてミニバス時代、中学時代、高校時代と、これまでの18年間を貴重な写真満載で振り返る。ここではインタビューの一部を下記で紹介!

 

SPECIAL INTERVIEW

河村 勇輝

(三遠ネオフェニックス/福岡第一→東海大)

 

 

――今日(※取材日は2月23日)の福岡第一の祝勝会では、久しぶりにリラックスした様子が見られました。

「そうですね。ミニバスや中学など、今まで自分を育ててくれた縁の深い指導者の方たちと久しぶりに会えたり、高校3年間ずっと一緒に頑張ってきたチームメイトと会えたりして。今まで少し気を張っていた状態だったのですが、今日はリラックスできたと思います」

 

――スプリングキャンプが始まる直前の2月16日、三遠に合流して9試合目でプロ初勝利を挙げました。ようやく、という思いは強かったのでは?

「そうですね。スプリングキャンプが始まると、平日は月から金が合宿、土日が試合というスケジュールになるので、完璧にコンディションを整えることはなかなか難しくなると思っていました。だからあの試合が完全にちゃんとしたコンディションの中で戦える最後の試合で、そこで何とか勝ち切ることができたのはとても良かったです。0勝と1勝とでは全然違うと思いますし、チームとしても1勝すれば何かつかめるのではないかとみんな言っていて、自分も1勝すれば勝つプランがだんだん見えてくるのではと感じていました」

 

――その試合は、井手口コーチも現地に見に来ていましたね。

「やっぱり気合いは入りましたね。その前からずっと勝ちたいという思いは強かったのですが、井手口先生が見に来てくれて、両親も来ていたので、より一層勝ちたい気持ちは強くなりました。それで少し力み過ぎてしまった部分もあるのですが、結果的に勝てたので良かったです」

 

――河村選手はミニバス時代からほぼ勝ち続けてきたイメージがあるのですが、これほど連敗するのは初めての経験ではないですか?

「確かに小、中、高と、もちろん負けたことはありますが、負け続けるという経験は正直ありませんでした。『どうすれば勝てるのだろう』という気持ちになったのは初めてで、そういう意味でも自分にとって良い経験になりました。やっぱり勝った試合よりも、負けた試合こそ、自分のプレーやチームの戦い方を徹底的に振り返って、何がだめだったかを探るもの。そうやって一から試合を振り返ることはすごく大事だと思いましたし、たとえ勝っても同じように振り返ることができれば、勝ち続けることができるのかなと感じました」

 

――連敗中、メンタルはどうでしたか?

「苦しかったですね。何をしたら勝てるんだろう、自分のプレーをどうしたら勝ちに結び付けられるんだろう、とかなり悩みました。新潟戦や滋賀戦では自分の中で確率良く点数を取れたのですが、それでも勝てなかったので『自分が点を取っても勝てないな』と。でも、それならパスでチームを勝たせようと思っても、合流して1か月も経たない中でまだまだお互いに合わない部分があり、本当に難しいなと感じていました。でもそうやって悩んでいるとき、井手口先生や中村和雄先生(元OSG監督)から、『仲間のことを考え過ぎるな、 自分のやりたいようにやれ』というような言葉をもらったんです。そこで吹っ切れて、少し無責任かもしれませんが、そんなに悩まずに自分のやれることをやろうと。点を取れるときは取っていくし、アシストするときはしていこうと、気持ちを切り替えました」

 

――それが勝利につながったのですね。改めて、高校引退後から今までの期間でどんな収穫がありましたか?

※インタビューの続きは月刊バスケットボール5月号へ!

 

 

(月刊バスケットボール)

 



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