【好評連載中!】錢薇娟(チェン・ウェイ・ヂェン) 「オリンピック、WNBA・・・。これからのことを話しましょう」『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(27)~
このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。
今週はこの1枚を紹介!
錢薇娟(チェン・ウェイ・ヂェン)
「オリンピック、WNBA・・・。これからのことを話しましょう」
(1997年2月号より)
――静岡ABCでは、中国台北は3決はもちろん、韓国戦ものびのびやっていると感じたけど、当初の目標はどのあたりに置いていたんですか?
錢 ランクを分けて考えていたんですよ。1番は中国と韓国。次は日本。目標は4位以内でした。4位だったらもともとの実力。4位以下だったら、検討しなきゃいけない。日本とああいう試合ができたんで、若いチームなので自分たちのプラスになったと思います。
――ところで、オリンピックの聖火ランナーなんですが、どこを走ったのですか?
錢 ユニバーシアードをやったニューヨーク州のバッファロー(カナダとアメリカの境)のあたりを1㎞走りました。
――オリンピックの象徴をつないだ気分はどうでしたか?
錢 聖火は3人の中で最後でした。台湾のテレビに衛星中継で、前の2人の時は受信状態があまりよくなかったのですが、私の時は良かったんです。ところが、そのトーチを受け取った瞬間から頭が真っ白になってしまって・・・。国内のファンに向かってミニマイクをつけてしゃべらなきゃいけなかったんですけど、自分の感想を言うのを忘れてしまって、ただひたすら「ありがとう! 皆さんありがとう! 皆さんのおかげで走れます」と連呼してました。今思い出してみても言葉にならないくらいうれしかったです。
――自分にとってバスケットとは。
錢 コートに立つことによって本当の自分を現わすことができる。私が1番ベスト! と表現できるから。
来週もお楽しみに!
(月刊バスケットボール)