月刊バスケットボール5月号

異例の無観客試合も日本代表が快勝でチャイニーズ・タイペイを下す

 2月24日、バスケットボール男子日本代表はFIBAアジアカップ2021予選の初戦となるアウェーゲーム、チャイニーズ・タイペイ戦に勝利をあげた。千葉ポートアリーナで予定されていた2月21日(金)の中国戦が、新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大防止のため延期となり、24日のチャイニーズ・タイペイ戦も無観客試合という異例の状況での対戦となった。

 

 9点リードの38-29で迎えた後半、日本のディフェンスがチャイニーズ・タイペイをシャットアウト。第3Qを24-6として勝負を決すると、96–57で快勝した。日本に帰化し、初の代表入りとなったライアン・ロシター(宇都宮ブレックス)、また、フリオ・ラマスHC体制となって初の代表入りとなったベテランシューターの金丸晃輔(シーホース三河)らがそれぞれ持ち味を発揮。ロシターは17得点、19リバウンド、金丸は3Pシュート3本を含む17得点を記録し、チームをリードした。

 

 NBAワシントン・ウィザーズで活躍する八村塁を筆頭とする海外組を除くラインナップではあったが、AKATSUKI FIVEは攻防にチャイニーズ・タイペイを圧倒。アウェイでの貴重な一勝を手にした。

 

ラマス体制初の代表入りとなった金丸 撮影/加藤誠夫

 

【FIBAアジアカップ2021予選 今後の予定】
<Window 1>
日時未定(2月21日から延期) vs 中国 (ホーム)
<Window 2>
2020年11月26日 vs マレーシア(アウェイ)
2020年11月29日 vs 中国(アウェイ)
<Window 3>
2021年2月19日 vs チャイニーズ・タイペイ(ホーム)
2021年2月22日 vs マレーシア(ホーム)

※4チーム×6グループのグループリーグ。各グループ上位2か国(12か国)がFIBAアジアカップ2021本大会へ進出決定、各グループ3位(6か国)は2次予選に進出し、上位4か国が本大会に進出する。
(グループB= 日本/中国/チャイニーズ・タイペイ/マレーシア)

 

(月刊バスケットボール)



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