月刊バスケットボール1月号

東北高校新人大会は男子・明成(宮城)が3年ぶり、女子・郡山商(福島)が7年ぶり優勝!

 2月1、2日に第30回東北高校新人選手権大会が新青森県総合運動公園マエダアリーナで開催された。今大会は1日目の予選リーグを経て、2日目に男女ベスト4が決勝トーナメントに進出。男子ベスト4は能代工(秋田1位)、福島東稜(福島1位)、明成(宮城1位)、そして予選リーグを得失点差で突破した羽黒(山形1位)という顔ぶれになった。

 

 このうち決勝に進出したのは、後半に逆転して羽黒を下した能代工と、福島東稜との接戦を勝ち切った明成。決勝は1Qで15点リードを奪った明成が長く先行する展開だったが、能代工が3Q、#5上村や#13大石の活躍で猛追して接戦になる。ただ3Q終盤、明成は#8山﨑のダンクでのバスケットカウントなどで盛り返し、最後は6点差で逃げ切り勝利。3年ぶり8回目の優勝となった。ただ、明成・佐藤コーチは「『やってくれるだろう』と期待した選手が、大事なところで中途半端なプレーをしていました。積極性がないプレーをしてミスしている」と全く満足していない様子。「(新チームは)始まったばかりです」と、あくまで先を見据えていた。

 

 

 一方、女子のベスト4には聖和学園(宮城1位)、柴田学園(青森1位)、郡山商(福島1位)のほか、県新人で前年東北女王の湯沢翔北を下して初出場を果たした横手城南(秋田1位)の4チームが進出した。

 

 決勝のカードは、横手城南を4Qで振り切った聖和学園と、堅いディフェンスで柴田学園に快勝した郡山商の対戦となった。1Qはほぼ互角の展開だったが、ディフェンスからブレイクを出した郡山商が2Q以降、じわじわとリードを広げる。8点差で入った後半もリバウンドやルーズボールを掌握し、聖和学園に反撃の糸口を与えないまま71-52で7年ぶり2度目の優勝を飾った。昨年から下級生主体で経験を積んできた郡山商。松本コーチは「ハードなゲームが(2日間で)4本続きましたが、体もしんどい、気持ちもしんどいという中で、みんなが頑張ってくれました」と選手たちをたたえた。

 

 

 詳しい大会の模様や注目選手は、月刊バスケットボール4月号でレポート予定!

 

 

(月刊バスケットボール)

 



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