月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2020.01.24

三遠に入団!新たなスタート地点に立った河村勇輝(福岡第一高)

 1月24日、愛知県豊橋市で河村勇輝(福岡第一高3年)の三遠ネオフェニックス入団記者会見が行われた。12月末のウインターカップで連覇を遂げ、2年連続の大会ベスト5選出となった河村。”高校界No.1ガード”の呼び声高い超高校級プレーヤーが、早くも特別指定選手としてBリーグでデビューするとあって、会見には50人近いメディアが集まった。

 

 

 4月から関東1部リーグの強豪・東海大に入学予定の河村。詳細な日程は未定だが、3月には大学の合宿や、もし候補選手に選ばれれば男子U22日本代表のスプリングキャンプ(強化合宿)に合流する予定。ただ、それまでの期間にBリーグの舞台で貴重な経験を積むべく、今回特別指定選手としての契約が実現したという。

 

 新たな背番号は0番。その理由について「高校生のときは8番を付けて日本一などいろいろな良い成績を残すことができたのですが、それらは過去の栄光に過ぎない。全て忘れて、しっかりとゼロからスタートしようという考えで決めました」と河村。井手口コーチや家族からは「プロの立場になっても高校生ということを意識しなさい」と言われているそうで、態度や立ちふるまい、プレーの中で「高校生らしさをしっかりと出せるようにしたい」と意気込みを語る。

 

 明日25日の千葉ジェッツ戦で出場機会があれば、最年少でのB1デビュー。特に千葉とは昨年11月、天皇杯2次ラウンドでも対戦した因縁があり、再びのマッチアップが予想される富樫勇樹との“ユウキ対決”からも目が離せない。

 

 現在3勝27敗で中地区最下位に沈んでいる三遠は、フレッシュな起爆剤の加入で変わるきっかけをつかみたいところ。強豪・千葉(20勝10敗)相手にホームで意地を見せられるか、勝負の行方を見守りたい。

 

 

(月刊バスケットボール)



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