月刊バスケットボール6月号

【好評連載中!】関東大学リーグ 日体大、筑波大2強の独走!! 『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(23)~

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。 

 今週はこの1枚を紹介!

 

関東大学リーグ 日体大、筑波大2強の独走!!

(1980年12月)

 

日体大⑦瀬戸孝幸

 

 第2週が終了した時点(10月5日)で、大会前の予想どおり、やはり今年も日体大で始まり日体大で終わりそうな感じがする。その根拠となるのは、4戦全部(東京農大、大東文化大の各2戦)が100点ゲームであり、早くもほかの追随を許さない態勢を見られるからだ。

 前半で勝負を決め、後半は斎藤、本間、海老原らの新人を起用するなど、メンバー層の厚さもほかに例をみない。

 

 日体大に続くのは筑波大。吉田の故障は痛いところだが、第一関門の国士大戦を乗り切り、2戦目の専修大も91-61、111-73と一蹴。土江のリード、松岡、加藤と力のある選手がそれぞれの持ち味を発揮し、日体大を追う一番手となっている。

 

 残る国士大、専修大、東農大、大東文化大は1勝3敗と星のつぶし合い。筑波大で善戦した国士大もファウルでチャンスを逸した。専修大も大東文化大も今一つ波に乗らず、ただ、リーグ新参の東農大が国士大を破ったことが目をひく。結局、最終週の日・筑戦が優勝決定のヤマとなることは間違いないだろう。

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)



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