月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2020.01.06

【動画あり/U15 JCBG 2020】PICK UP GAME 男子準決勝 Lake Force BASKETBALL CLUB(滋賀) vs. センターサークル(兵庫)

 

 

 1月4~6日に、名古屋市北スポーツセンター(愛知)ほかで開催された「第8回U15ジャパンクラブバスケットボールゲーム大会(旧全国ジュニアバスケットボール選手権大会)」。ここでは、男女各36チーム、計72チームがエントリーした今大会の注目選手・チーム・試合を紹介していく。

 

 大会最終日は男女準決勝、決勝が行われ、男子はKAGO CLUB(大阪)が、女子はNAVY ANCHORS(三重)の優勝で幕を閉じた。そんな最終日に最も注目を集めたのがLake Force(滋賀)とセンターサークル(兵庫)が激突した男子準決勝。

 

 近畿大会でも対戦している両クラブだが、そのときには Lake Force が大差でセンターサークルを退けている。センターサークルとしてはリベンジマッチの舞台となったこの一戦。序盤は Lake Force のエーススコアラー#7十念が力強いドライブやジャンパー、#2小林が得意の外角を射抜き、ゲームをリード。

 

 対するセンターサークルは大会のベストシューターにも選出された#6溝上が徹底マークに苦しみ、チームとしてもなかなかシュートが決まらない展開。それでも#8上野が果敢なアタックからファウルを誘発し、何とか食らいつく。

 

#24西村はキャプテンとしての意地を見せた

 

 迎えた後半も Lake Force のペースで進んではいたものの、大きな得点差を生み出すことができず。終盤に入って前半で息を潜めていたセンターサークルの溝上の連続スリーで同点。その直後に#4石井のドライブインで逆転と、形勢が逆転したかに思えた。それでもLake Force もキャプテンの#24西村がレイアップを決め返すと、4Qラストプレーを何とかしのぎきり、61-61の同点で試合はオーバータイムに突入した。

 

 オーバータイムでも試合を優位に進めたはLake Force。最大で8点のリードを築き、試合は決したかに思えた。しかし、ここでも粘り強くボールを追いかけたセンターサークルが土壇場で同点に追い付く。

 

 ダブルオーバータイムを覚悟した残り6秒の場面で、西村に対してセンターサークルが痛恨のファウル。キャプテンに運命の2ショットが与えられた。一投目はミス、望みを託した二投目はリングに吸い込まれた。結果的に西村のこのシュートが決定打となり、Lake Force が激闘を制し、決勝への切符を手にした。

 

 終盤のハイライトは以下をチェック‼︎

 

 (月刊バスケットボール)



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