月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2020.01.05

【U15 JCBG 2020】PICK UP PLAYERS 生地 蒼葉(BLACK DIAMONDS)

 1月4~6日に、名古屋市北スポーツセンター(愛知)ほかで開催されている「第8回U15ジャパンクラブバスケットボールゲーム大会(旧全国ジュニアバスケットボール選手権大会)」。ここでは、男女各36チーム、計72チームがエントリーした今大会の注目選手・チームを紹介していく。

 

 女子決勝トーナメント初戦に登場した福岡県代表のBLACK DIAMONDSは秋田ノーザンハピネッツU15と対戦。1Qこそ前日の疲れからか9-20とビハインドを背負ったが、その後、見事な逆転劇を演じ、最終スコア64-39で1回戦を突破した。

 

 その中心選手の一人として活躍したのが生地蒼葉だ。長身選手が少ないチームを鋭いドライブと、巧みなゲームメイクでけん引した。「ドライブからのパスアウトが一番得意」(生地)と、ガードの選手が多いチームにあってもそのセンスはピカイチ。指揮を執る三嶋コーチも「彼女はスピードもあって視野も広いし、センスもある。頼りにしています」と、信頼を寄せている。

 

見事な逆転劇の中心にいたのが生地だった

 

 クラブとしては創設1年目。かつて炭鉱業で栄えた福岡県の飯塚市を拠点に活動しており、その炭鉱からなぞらえてのチーム名だそう。そんな背景もあって今大会の目標は『楽しく元気にプレーすること』と、まずは全国の舞台で伸び伸びとプレーしてもらいたいというのが三嶋コーチの理想だ。

 

 とはいえ、この勝利でベスト8進出。ここから先に向けては生地も「次の試合は出だしをしっかりやって、この大会で優勝できるように頑張りたい」と、初出場での初優勝に向けて闘志を燃やしていた。

 

 

 (月刊バスケットボール)



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