月刊バスケットボール5月号

【好評連載中!】ウインターカップ2006への道のり インタビュー 大神雄子『今週の1枚』 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(19)~

 このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の記事をもとに、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。 

 今週はこの1枚を紹介!

 

~ウインターカップ2006への道のり~

インタビュー

 大神雄子

(2007年3月号)

 

 

 

独特な雰囲気の中に

生まれる緊張感

 

――大神選手にとって、ウインターカップはどのようなイメージがありますか?

「正直インターハイよりも緊張感がありました。まずは東京でやるということと、会場が東京体育館1つに固定されているという独特の雰囲気でしたね。インターハイだと毎年会場が変わるし、『遠征に来ているな」という感覚があったんですが、ウインターカップはまたその遠征とは違ったものを感じていました。1年間で最後の大会ということもあるからだと思います」

 

――1年生のときは、名古屋短大付として最後のウインターカップでしたが、特別な思いはありましたか?

「1年生のときはインターハイで負けた富岡にリベンジという形で、富岡に対しての気持ちは相当ありました。名短が最後というよりは富岡へのリベンジへの想いが強かったですね。国体では神奈川が途中で負けてしまったので、そういうモチベーションにはならなかったですけど。その時はまた徳島のアジアジュニアがあった後だったんですよね」

 

――そして最後のウインターカップ、あの時はインドでのアジアジュニアから帰ってきたばかりで大会を行うという、すごいハードスケジュールの中での戦いでしたね?

「3年生のときは自分の将来の進路について悩んだこともあったり、アジアジュニアもあっていろいろと忙しくなった中で優勝できたことは大きかったですよね。体も相当きつかったですけど」

 

――高校を卒業して、後輩たちの姿を見に行くときの気持ちはどうですか?

「桜花学園が残っていると必ず井上先生に挨拶に行くし、体育館に行けなくても宿舎に行ったりしています。やっぱり後輩ですから、もちろん勝ってほしいと思いますし、頑張っている姿を見たい」

 

――頑張っている高校生にパワーをもらっているということですね?

「それは桜花の後輩だけじゃなくて、本当に高校生からもらうものは沢山あります。元気の良さとか、チームワークがすごい。本当に高校生のバスケットは気持ちいいと思います」

 

 来週もお楽しみに!

 

(月刊バスケットボール)

 

 

 



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