月刊バスケットボール6月号

技術&戦術

2019.12.08

月バスSet Play of the Week(110)ペリカンズ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 大黒柱だったアンソニー・デイビスが抜け、勝ち星に恵まれないニューオリンズ・ペリカンズ。ペリカンズがオクラホマシティ・サンダー戦で見せたセカンダリーブレイクの“ピストル”を紹介。本来はPGが一度でハンドオフ(短いパス)をするプレーを指すのだが、ここではさらにもう1人走り込んでくるパターンを解説していく。

 

【ラインナップ】
①(PG)…ドリュー・ホリデー
②(SG)…JJ・レディック
③(SG)…ジョシュ・ハート
④(SF)…ブランドン・イングラム
⑤(PF)…ジャクソン・ヘイズ

 

[A-1]
①がボールキャリー。②がボールサイドのペリメーター、③と⑤は右サイドのコーナーとウイングに広くポジションを取り、インバウンダーの④がセカンドトレイラーとして後方にいるところから始まる。
①は②へパス。本来であれば、この②からのピッチパスでスピードを付けてドライブしていく形。ボールはレシーブせず、コーナーへカットする。

 

[A-2]
②は後方から一気に走り込んでくる④とDHO。④はそのままリングへアタックする。ウィークサイドの③と⑤はインタージェンジ。シューターの②がハンドオフフェイクから3Pシュートを放つこともできる。

 

 

※『月刊バスケットボール1月号』では、ウェスタンカンファレンスで突っ走るレブロン・ジェームズ率いるロサンゼル・レイカーズのオフェンスを紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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