月バスSet Play of the Week(106)ウィザーズ
今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。
八村塁がスターターを務めたワシントン・ウィザーズvs.デトロイト・ピストンズの一戦。八村が得意のミドルシュートを決めた1Q最初の得点シーンを振り返ってみたい。アイザイア・トーマスのボールスクリーンで手詰まりとなった際、八村は機転を利かせたカットを見せた。そんなプレーを解説していく。
【ラインナップ】
①(PG)…アイザイア・トーマス
②(SG)…ブラッドリー・ビール
③(SG)…アイザック・ボンガ
④(PF)…八村塁
⑤(PF)…トーマス・ブライアント
[A-1]
①がボールキャリー、②は右コーナー、③は左ハイウイング、⑤は左ダンカースポット、得点後にインバウンズした④(八村)が後から走ってくるところからプレーが始まる。
①は②とDHO(ドリブルハンドオフ)し、④はドラッグには行かずにウィークサイドへカット。そのタイミングで⑤がボールサイドのエルボーにフラッシュして②からのパスをレシーブする。
[A-2]
①は②へバックスクリーンをセットし、②はウィークサイドへ。①はアフタースクリーンで⑤とハンドオフをする。
[A-3]
⑤はすぐに①へボールスクリーンを仕掛けて、広いスペースを生かして2メンゲーム。だが、①がディフェンスにつかまり、パスが出せない状況になる。そこで機転を利かせた④がハイポストへフラッシュし、ジャンプシュート。このゲーム最初の得点を挙げた。
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(月刊バスケットボール)