月刊バスケットボール6月号

技術&戦術

2019.11.10

月バスSet Play of the Week(106)ウィザーズ

 今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。

 

 八村塁がスターターを務めたワシントン・ウィザーズvs.デトロイト・ピストンズの一戦。八村が得意のミドルシュートを決めた1Q最初の得点シーンを振り返ってみたい。アイザイア・トーマスのボールスクリーンで手詰まりとなった際、八村は機転を利かせたカットを見せた。そんなプレーを解説していく。

 

【ラインナップ】

①(PG)…アイザイア・トーマス

②(SG)…ブラッドリー・ビール

③(SG)…アイザック・ボンガ

④(PF)…八村塁

⑤(PF)…トーマス・ブライアント

 

[A-1]

 がボールキャリー、②は右コーナー、③は左ハイウイング、⑤は左ダンカースポット、得点後にインバウンズした④(八村)が後から走ってくるところからプレーが始まる。

 は②とDHO(ドリブルハンドオフ)し、④はドラッグには行かずにウィークサイドへカット。そのタイミングで⑤がボールサイドのエルボーにフラッシュして②からのパスをレシーブする。

 

[A-2]

 ①は②へバックスクリーンをセットし、②はウィークサイドへ。①はアフタースクリーンでとハンドオフをする。

 

[A-3]

 ⑤はすぐにへボールスクリーンを仕掛けて、広いスペースを生かして2メンゲーム。だが、がディフェンスにつかまり、パスが出せない状況になる。そこで機転を利かせた④がハイポストへフラッシュし、ジャンプシュート。このゲーム最初の得点を挙げた。

 

 

※『月刊バスケットボール12月号』では、“FIBAワールドカップ2019”からスペイン、アルゼンチン、フランス、オーストラリアなどのオフェンスを紹介!

 

(月刊バスケットボール)



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