月バスSet Play of the Week(105)ロケッツ
今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。
ラッセル・ウェストブルックが今シーズンからヒューストン・ロケッツに移籍し、新しいデュオが注目されている。今回はほぼ全員がガードという超スモールボールのラインナップ(※便宜上①~⑤)で見せたサイドラインインバウンズからのクイックヒッターを紹介する。意外な角度からスクリーンを仕掛けるロケッツ特有のプレーを解説しよう。
【ラインナップ】
①(PG)…ラッセル・ウェストブルック
②(SG)…オースティン・リバース
③(SG)…エリック・ゴードン
④(SF)…PJ・タッカー
⑤(SG)…ダヌエル・ハウスJr.
[A-1]
③がインバウンダー、④が左ショートーコーナー、②が左エルボー、⑤が右ウイング、①が左のハイウイングに並んで始まる。
①がインバウンズパスをレシーブし、コート中央へ。⑤はコーナーへ移動する。
[A-2]
②のダウンスクリーンで⑤がトップ方向へ。普通であればボールレシーブするか、①へボールスクリーンに行く場合が多いが、ここでロケッツはディフェンスの意表を突くプレーをする。⑤はトップから急に方向を変え、X3のディフェンスにダウンスクリーンをセット。シューターの③は①からボールをレシーブして3Pシュートを放つ。X3は全く予想できずにフリーズしていたという面白いプレーだ。
※『月刊バスケットボール12月号』では、“FIBAワールドカップ2019”からスペイン、アルゼンチン、フランス、オーストラリアなどのオフェンスを紹介!
(月刊バスケットボール)