月刊バスケットボール6月号

第6回 理事長杯全日本デフバスケットボール選手権大会

男子は誠familyが4連覇

女子は福岡EMERALDが初優勝

 

 聴覚に障がいを持つメンバーで構成されたチームが戦うデフバスケットボール。東日本、西日本の各ブロック大会を勝ち上がった男女各4チームによって争われる『理事長杯全日本デフバスケットボール選手権大会』は6回目を迎え、10月19・20日の2日間、障がい者スポーツ文化センター横浜ラポールを会場に熱戦が繰り広げられた。

 

 男子決勝を争ったのは、西日本大会1位の誠family(大阪)と、同2位のinspire(愛知)。試合は、上田頼飛コーチ、濱田佳祐アシスタントコーチ、そして#21井上 和をはじめ数多くの日本代表を擁する誠familyが序盤からリード。安定した攻守と、高いロングシュートの確率でリードを広げ、103‐57で優勝。見事、大会4連覇を飾った。

 

 誠familyはこの優勝で、2020年11月下旬にニュージーランドで開催される第5回DIBFアジア太平洋クラブカップの出場権を獲得。初優勝を果たした昨年に続く連覇、そしてさらに、2021年に開催のデフリンピックでの活躍を目指す。

 

 一方、東日本大会2位の東京VAMOSと、西日本大会2位の福岡EMERALDの顔合わせとなった女子決勝は、連覇を狙う東京VAMOSの攻撃を、福岡EMERALDが徹底マーク。今大会出場の4チームの中では最も多い日本代表3名を擁する総合力の高さを武器に、88‐35で勝利を収め、念願の初優勝を飾った。

 

 なお、誠familyをはじめ、男女優勝・準優勝チームには、来年の第5回DIBFアジア太平洋クラブカップの出場権が与えられる。

 

閉会式後、日本障がい者バスケットボール連盟の原田裕花理事長、日本デフバスケットボール協会の藤岡美鈴理事長も加わって出場全チームで記念撮影

 

 

(月刊バスケットボール) 



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