【好評連載中!】今週の1枚 ~月刊バスケットボール編集部が過去に掲載してきた写真の中から1枚を厳選。当時の出来事や選手たちの活躍ぶりを振り返る(13)~
このコーナーでは、今まで月バスが掲載してきた写真の中から、編集部が独自の感覚で1枚をピックアップ。その当時の出来事や、選手たちの活躍ぶりを振り返ります。
今週はこの1枚を紹介!
トム・ホーバス
(1994年4月号より)
現在、女子日本代表のヘッドコーチを務めるトム・ホーバス氏。今回は、ホーバス氏がトヨタ自動車に所属してプレーしていた現役時代の様子を、1994年4月号の記事をもとに振り返ってみよう。
3年連続得点王・トムの
東京プライベートタイム
<LIFE STYLE>
3LDKのトヨタの社宅に住み、洗濯はマメにやっているし、掃除も行き届いていて清潔そのもの。家の中にユニフォームや靴下が干してあり、生活感が漂っていた。靴を脱いで生活する日本の習慣にも慣れ、アメリカに帰ってもつい靴を脱いでしまい、「どうして? どうして?」と家族がびっくりするほどである。
食事はほとんど外食。スパゲティ、ラーメン(味噌ラーメンとギョウザが好き)、ピザ、ハンバーガーなど。1か月に2回くらいは、自分で台所に立ちメキシコ料理やステーキ、スパゲティ、朝食にベーコンエッグなどを作ることもあるが、普段は…。
学校での休憩時間には、チーズ蒸しパンやピザまんを食べることもある。ちなみに、日本の食べ物は、納豆以外はほとんどOK! 特に、焼き鳥やお好み焼きはトムの好物だ。
<DREAM>
ラリー・バードにあこがれて、大学卒業後、NBAのヒューストン・ロケッツのトレーニングキャンプに参加したこともあった。そして、ポルトガルで1シーズン、プレーしたあと日本へ。「ポルトガルはコートの周りに3mのフェンスがあって、コインが飛んできたり、観客がクレイジーでとてもエキサイティングだった。今は日本に来て良かったと思っているし、できれば35歳くらいまでプレーして、その後はコーチになりたい。もしくは、フランチャイズ・チェーンのオーナーになるのも夢なんだ」と瞳を輝かせて語ってくれた。
来週もお楽しみに!
(月刊バスケットボール)