月刊バスケットボール6月号

ダンク連発のツインバスケ日本一決定戦! 神奈川JUNKSが2連覇達成

 日本一を決める「文部科学大臣杯争奪 第32回日本車いすツインバスケットボール選手権大会」が6月22日(土)・23日(日)に墨田区総合体育館(東京)で行われた。決勝戦は神奈川JUNKSが65-55でHorsetailを下し、昨年に続き2連覇を達成した。<続きを読む

 

 日本一を決める「文部科学大臣杯争奪 第32回日本車いすツインバスケットボール選手権大会」が6月22日(土)・23日(日)に墨田区総合体育館(東京)で行われた。決勝戦は神奈川JUNKSが65-55でHorsetailを下し、昨年に続き2連覇を達成した。

 

 横浜JUNKS #8伊東良平は次々とダンクを決め、決勝では45点を挙げた。ツインバスケットボールは通常の305cm頭上にあるゴールとは別に、フリースローサークルの中心に高さ120cmのゴールを設置。パラリンピック種目の車いすバスケットボールと違う点として、下肢だけではなく上肢に障がいを持つ重度障がい者も参加できる。それにより、障がいの程度によってシュートを打つ距離や高さが異なる。2組のゴールがあることがツインバスケットボールの名前の由来であり、重度障がい者もシュートを決めて活躍できる。

 

 持ち点2.0N(※0.5〜4.5まで0.5間隔の10段階に分けられ、数字が低い方が重度障がい者となる)の伊東は、フリースローサークル内から120cmのゴールにシュートを打つことができる。長身ゆえに必然的にダンクの場面が多い。「自分の持ち味であり、はじめて見る方にもこんなプレーがあるんだと意識していました」とプレーで魅せる。伊東は得点王とともにMVPを受賞し、ツインバスケットボールの魅力を伝えてくれた。

 

■大会結果

優勝:神奈川JUNKS

準優勝:Horsetail

 

[決勝]

神奈川JUNKS 65ー55 Horsetail

 

[準決勝]

神奈川JUNKS 98-26 博多パトラッシュ

Horsetail 68-59 バスターズ

 

[準々決勝]

神奈川JUNKS(神奈川県) 92-37 岐阜エクスプレス(岐阜県)

博多パトラッシュ 50-49 千葉ピーナッツ

バスターズ 64-63 大阪グッパーズ

Horsetail(東京都) 77-21 KINGS(愛知県)

 

[1回戦]

博多パトラッシュ(福岡県) 70-51 三重フロンティアズ(三重県)

千葉ピーナッツ(千葉県) 55-37 INFINI(滋賀県)

大阪グッパーズ(大阪府) 70-38 横浜レッドブリックス(神奈川県)

バスターズ(栃木県) 87-22 沖縄フェニックス(沖縄県)

 

■アワード

[MVP]伊東良平(神奈川JUNKS #8)

[得点王]伊東良平(神奈川JUNKS #8)

 

[ベスト5]

佐々木操(神奈川JUNKS #14)

橘内祐太朗(神奈川JUNKS #15)

小田勇人(Horsetail #5)

成毛裕継(Horsetail #9)

櫛田浩二(Horsetail #11)

 

(泉誠一/月刊バスケットボール)



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