月刊バスケットボール5月号

インターハイ福岡県予選を制したのは福岡第一(男子)&精華女(女子)!

 6月2日、福岡県のインターハイ予選は最終日を迎えた。今年はインターハイの出場校数の変更により、昨年まで福岡県に男女各2チーム与えられていた出場枠が各1チームに。負けられない一戦を目にしようと、会場の自由ヶ丘高体育館は超満員となった。

 


 6月2日、福岡県のインターハイ予選は最終日を迎えた。今年はインターハイの出場校数の変更により、昨年まで福岡県に男女各2チーム与えられていた出場枠が各1チームに。負けられない一戦を目にしようと、会場の自由ヶ丘高体育館は超満員となった。

 

 女子は精華女、中村学園女、東海大付福岡、福岡大附若葉がベスト4に進出。このうち精華女が他チームの挑戦を退け、決勝リーグ3勝で文句なしの優勝を果たした。「地区予選からずっと樋口、三浦の調子が上がらなかったのですが、ほかの選手たちが伸びてきました」と大上コーチが言うように、④樋口&⑦三浦のダブルエースに頼り切らず、インサイドで体を張る⑭中園や切れ味の鋭い⑪齊藤らも存在感を発揮。相手が勢い付く苦しい時間帯もあったが、内外角バランス良くバスケットを展開し、インターハイへの切符を手にした。

 

 

 一方男子は、福岡第一、福岡大附大濠、祐誠、そして直方を1点差で下した中村学園三陽がベスト4に。このうちやはり福岡第一と大濠は抜けており、両者の優勝争いに注目が集まった。新チームが始まってから、新人戦や全九州春季選手権大会、地区大会などでは福岡第一が全勝していたこのカード。だが、今回出だしから主導権を握ったのは大濠だった。「福岡第一対策として取り組んできた」(片峯コーチ)という、サイズと長い手足を生かしたゾーンディフェンスで福岡第一⑧河村に仕事をさせず、攻めては⑥田邉らが躍動。前半一時18点リードを奪い、福岡第一を圧倒した。

 

 だが2Q残り5分、タイムアウトを挟んだ福岡第一は「リズムを変えたかった」(井手口コーチ)とオールコートプレスを敢行。大濠の足を止めることに成功し、その差を7点(29-36)に縮めて前半を終える。そして勝負どころの3Q、福岡第一は河村の3Pシュートや㊻小川のスクープショット、60スティーブの連続得点などでたたみかけ、一気に逆転に成功。その後も素早い切り替えから大濠のディフェンスをかき回し、4Qに入ってもリードを保つ。終盤、⑧木林の3Pシュートなどで猛追する大濠を振り切り、78−71で激闘に終止符を打った。

 

 

※大会の模様や選手のインタビューは、6月25日発売の月刊バスケットボール8月号で掲載!

 

 

(月刊バスケットボール)



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