月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2018】女子展望/桜花学園の“高校3冠”なるか!? スコアラー擁する対抗馬も見逃せない!

 女子は、インターハイのファイナリストである桜花学園と岐阜女を筆頭とした東海勢に注目したい。中でも“高校3冠”が懸かる桜花学園は、⑥平下愛佳や⑧岡本美優ら下級生主体とあって夏からどう成長しているのか要注目。そして順調に勝ち進むと、準々決勝ではインターハイで激戦を繰り広げた昭和学院と再戦することに。司令塔⑪星杏璃を擁する昭和学院はリベンジに燃えており、夏以上の熱戦が予想される。
 

桜花学園(愛知県)    女子は、インターハイのファイナリストである桜花学園と岐阜女を筆頭とした東海勢に注目したい。中でも“高校3冠”が懸かる桜花学園は、⑥平下愛佳や⑧岡本美優ら下級生主体とあって夏からどう成長しているのか要注目。そして順調に勝ち進むと、準々決勝ではインターハイで激戦を繰り広げた昭和学院と再戦することに。司令塔⑪星杏璃を擁する昭和学院はリベンジに燃えており、夏以上の熱戦が予想される。  

桜花学園(愛知県)    左下の山は、夏3位の大阪桐蔭を予選で破った大阪薫英女学院をはじめ、昨冬1試合62得点をたたき出した④奥山理々嘉を擁する八雲学園や九州1位の精華女が並び、ハイレベルな戦いを繰り広げると予想される。今年、関東で無敗の八雲学園は走るバスケットが持ち味で、代表活動で個人の技術に磨きがかかった奥山、⑤小村日夏理に注目だ。加えて、インターハイがデビュー戦となった1年生の⑥粟谷真帆も、代表活動で奥山が不在の期間に大きく成長しており、奥山との連携プレーがカギを握ると見られる。  

八雲学園(東京都)    また昨冬、再延長の末に準優勝となった安城学園は、今年はノーシードから頂点を目指す。高校界屈指の長身オールラウンダー⑦野口さくらは、今夏に敗れた岐阜女との試合ではきついマークに苦しみ5得点。この悔しさを晴らすべく試行錯誤を行い、冬は万全の準備で決戦に挑む。ただ同じ右上の山には、夏3位の四日市商や、夏の得点王⑭ジョシュア・ムフォン・オボング・テミトペを擁する高知中央、夏ベスト8の津幡など強者がそろうだけに、気は抜けないだろう。  

安城学園(愛知県)    そして右下のブロックでは今年最後のタイトル獲得を狙う岐阜女に注目。巧みなドリブルで相手を翻弄する④池田沙紀を起点とし、攻防の要である⑦ハディ・ダフェやシューターの⑨林真帆ら下級生が得点を量産する。また、安定したプレーでチームを支える⑥安江沙碧梨やドライブから流れを作る⑤木下七美など、今夏の決勝の舞台で悔し涙を流した最上級生の気迫の込もったプレーは必見。リベンジだけを思い続ける岐阜女の猛進に注目だ。今年の女子は、どのチームにも優勝のチャンスは十分にあるため、初戦から油断できない試合が続く。  

岐阜女(岐阜県)     【“ウインターカップ2018全試合100試合配信”バスケットLIVE】 https://ckantan.jp/dm/mob/dm_comfirm.jsp?cmcd=4100065417     (月刊バスケットボール)

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