月刊バスケットボール5月号

【ウインターカップ2018】男子展望/夏の雪辱を誓う各校の奮闘に注目! 中でも左下ブロックは激戦必至

 組み合わせの左上ブロックは、インターハイ優勝の開志国際が注目校。ダブルキャプテンの④小池文哉&⑤小栗瑛哉がチームを引っ張り、大黒柱の⑭ジョフ・ユセフや⑫ジョーンズ大翔ら下級生が思い切りのいいプレーで得点を量産する。また、4番ポジションを担う⑥和田蓮太郎も、調子の波はあるがリバウンドや得点でカギを握る選手。控えの⑩高木拓海や⑪板澤明日起らも含め、一丸となって力を発揮できれば、初出場&初優勝という前代未聞の偉業も夢ではないだろう。
 

開志国際(新潟県)    組み合わせの左上ブロックは、インターハイ優勝の開志国際が注目校。ダブルキャプテンの④小池文哉&⑤小栗瑛哉がチームを引っ張り、大黒柱の⑭ジョフ・ユセフや⑫ジョーンズ大翔ら下級生が思い切りのいいプレーで得点を量産する。また、4番ポジションを担う⑥和田蓮太郎も、調子の波はあるがリバウンドや得点でカギを握る選手。控えの⑩高木拓海や⑪板澤明日起らも含め、一丸となって力を発揮できれば、初出場&初優勝という前代未聞の偉業も夢ではないだろう。  

開志国際(新潟県)    激戦区と見られるのは左下の山。④北村孝太、⑫黒川虎徹、⑤張正亮といったバランスの良い布陣でインターハイ3位の好成績を残した東海大付諏訪が第4シードに入ったが、同じ山に北陸、飛龍、東山、福岡第一、延岡学園といった伝統校や強豪校がズラリと名を連ねた。中でも注目は、2年ぶりの冬制覇をもくろむ福岡第一。インターハイこそキャプテン㉘松崎裕樹、司令塔⑧河村勇輝を代表活動で欠いて初戦敗退に終わったが、もともと交歓大会や九州大会ではかなりの完成度を見せており、優勝候補の呼び声も高い。ただ今大会、初戦となる2回戦の相手は四日市工×東山の勝者チーム。動きが硬くなりがちな初戦、大きな山場を迎えることになりそうだ。  

福岡第一(福岡県)    右上の山は、今年のインターハイで3位に入り、ウインターカップ連覇が懸かる明成に注目。『冬の明成』と言われるゆえんは、2005年の創部という短い歴史の中でも、冬の優勝5回という驚異の勝率からだ。しかも準優勝は一度もなく、決勝に進出した年はすべて優勝してきた“勝ち方を知る”チーム。今年は昨年の主力がごっそり抜けて下級生も多い布陣となったが、そうした伝統を引き継いで再び頂点に立てるか必見だ。ただ、右上はエース⑩喜志永修斗が引っ張る豊浦やスコアラー⑫木村圭吾を擁する八王子学園八王子、県大会で開志国際を破った帝京長岡など、手強いチームが虎視眈々と牙城を崩そうと狙っている。  

明成(宮城県)    最後に右下の山は、第2シードの中部大第一を中心に展開すると見られる。今年、インターハイも国体も準優勝で来ている中部大第一にとっては、“三度目の正直”とばかりに満を持して臨むウインターカップ。夏は代表活動で欠いていた司令塔④中村拓人も戻り、チームはさらにステップアップしている。見据えるのは初優勝ただ一つだ。また、この山には夏ベスト8の桐光学園や、208cmのビッグマン⑩コンゴロー・ディビッドを擁する報徳学園、東北大会では明成と1点差のゲームをした福島南、④水谷を擁する美濃加茂、3年ぶりの出場で古豪復活を目指す能代工など、ほかにも好チームが多数入り、下位回戦から見逃せないブロックとなっている。  

中部大第一(愛知県)    インターハイは、U18日本代表選手を欠いたチームも多かっただけに、この冬はまさに“真の王者決定戦”。高校総決算となる冬の舞台、最後に笑うのはどこのチームか。     【“ウインターカップ2018全試合100試合配信”バスケットLIVE】 https://ckantan.jp/dm/mob/dm_comfirm.jsp?cmcd=4100065417     (月刊バスケットボール)

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