月刊バスケットボール5月号

【2018 東海インターハイ】序盤戦注目カード/女子編

松江商(島根県)  

足羽(福井県)  

湯沢翔北  

津幡(石川県)   <女子2回戦/松江商or足羽×湯沢翔北or津幡 初戦を突破すれば北信越対決に    もし1回戦で足羽(福井県)津幡(石川県)がそれぞれ勝利すれば、北信越対決となるこの2回戦。試合は、足羽が挑戦者として全力で津幡に挑む形になるだろう。    というのも、1月末に行われた北信越新人大会の準決勝では、86‐66で津幡が勝利。このときは足羽のエース④林未紗(3年)が10得点に抑えられたのに対し、津幡は3年生の④清水桃佳、⑨仲谷礼菜がコンスタントな活躍を見せ、さらに2年生の⑪小山里華が6本の3Pシュートを含む32得点を挙げて20点差の快勝となった。
 

松江商(島根県)  

足羽(福井県)  

湯沢翔北  

津幡(石川県)   <女子2回戦/松江商or足羽×湯沢翔北or津幡 初戦を突破すれば北信越対決に    もし1回戦で足羽(福井県)津幡(石川県)がそれぞれ勝利すれば、北信越対決となるこの2回戦。試合は、足羽が挑戦者として全力で津幡に挑む形になるだろう。    というのも、1月末に行われた北信越新人大会の準決勝では、86‐66で津幡が勝利。このときは足羽のエース④林未紗(3年)が10得点に抑えられたのに対し、津幡は3年生の④清水桃佳、⑨仲谷礼菜がコンスタントな活躍を見せ、さらに2年生の⑪小山里華が6本の3Pシュートを含む32得点を挙げて20点差の快勝となった。    また、6月の北信越大会では直接対決はなかったものの、準決勝で足羽に逆転勝ちした開志国際(新潟県)津幡が決勝で下し、津幡が優勝、足羽が3位という結果になっている。    ただ、津幡が一歩リードしているとはいえ、手の内を知る同士とあって全く油断はできないはずだ。特に足羽の得点源・林は、女子U17日本代表のキャプテンも務めるポテンシャルの高い選手。エースとして、前回対戦のリベンジに燃えていることだろう。    迎え撃つ津幡は、チームを引っ張る清水、仲谷の3年生コンビで対抗する。加えて、林と同じく女子U17日本代表の⑩中道玲夏(2年)も、高さを生かしたリバウンドなどでカギを握りそうだ。    12年ぶりに北信越女王となった津幡が勢いそのままに全国でも上位に駆け上がるのか、それとも今シーズン苦汁をなめさせられてきた足羽がそれを阻むのか、見逃せない一戦となる。    

桜花学園(愛知県①)  

龍谷富山(富山県)  

藤蔭(大分県)  

昭和学院(千葉県①)   <女子2回戦/桜花学園or龍谷富山×藤蔭or昭和学院 名カードが2回戦で実現するか!?    1回戦でもし桜花学園(愛知県①)昭和学院(千葉県①)がそれぞれ勝利すれば、2回戦で桜花学園(36回目の出場)×昭和学院(51回目の出場)という名カードが実現する。両チームは、これまで何度となく優勝争いを繰り広げてきたライバル同士。インターハイでは、2013、2014年と決勝で相まみえたカードだ。    今年の桜花学園は、昨年“無冠”に終わった悔しさを胸に、地元インターハイでの王座奪還に並々ならぬ闘志を燃やしている。東海大会では安城学園(愛知県②)に66‐91で敗れて準優勝だったが、その直前のインターハイ県予選ではその安城学園に勝利。優勝候補の一翼であることは間違いないだろう。    一方、関東大会で明星学園(東京都②)に延長戦で敗れてベスト4だった昭和学院も、伸びしろは大きい。特に、司令塔を務める⑪星杏璃(3年)が、今年膝のケガから復活したことは明るい兆し。関東大会ではプレータイムを制限した形だったが、インターハイでは攻撃の起点としてチームに欠かせない存在となりそうだ。    勝負のカギを握るのは、両チームの3年生の働きか。両チームともに下級生も試合に絡むが、要となるのはやはり3年生たち。桜花学園は④坂本雅、⑥伊森可琳、⑦モハメド早野夏、昭和学院は⑤黒澤楓、⑧大竹優香子、⑪星といった選手たちが、最上級生の自覚を持ってプレーすることが求められている。    

八雲学園(東京都①)  

神戸龍谷(兵庫県②)  

開志国際(新潟県)   <女子2回戦/八雲学園×神戸龍谷or開志国際 シード校の初戦に付け入るスキあり?    1回戦で神戸龍谷(兵庫県②)を下せば、2回戦で八雲学園(東京都①)と対決することになったのが開志国際(新潟県)だ。    八雲学園といえば、昨年のウインターカップで1試合62得点をたたき出した超高校級スコアラー④奥山理々嘉(3年)を擁するチーム。また奥山以外のメンバーも経験豊富で、ウインターカップでは2年生主体のチームで4位という好成績を挙げている。    今年はそんな奥山たちの代が最上級生となった勝負の年で、見据えるのは優勝ただ一つ。北信越大会準優勝の強豪・開志国際にとっても、行く手に立ちふさがる大きな壁となるだろう。    それでも、全国大会の初戦で硬くなるチームは多い。八雲学園も優勝候補の一角とはいえ、初戦でもし開志国際と当たるとなれば、苦戦する可能性は大いにありそうだ。    開志国際は、昨年のチームからエースの藤永真悠子(富士通)は抜けたものの、経験を積んできた選手も多い。サイズはないが、司令塔の⑦木村真唯(2年)を起点に、大黒柱の⑮サンブ・アストゥ(3年)やキャプテン④松浦なずな(3年)らが泥臭くプレーして対抗したいところ。また、ケガから復帰した⑬山口里奈(2年)も、ベンチからの出場でチームの起爆剤となれるか注目だ。    見どころは、開志国際八雲学園・奥山をいかに抑えるか。高さとパワー、そしてアウトサイドのシュート力まで持つエースの得点を、最小限に抑えることが勝機をつかむためには不可欠だろう。アストゥのリング下でのより一層の奮闘と、周りのカバーが求められそうだ。   (月刊バスケットボール)

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