月刊バスケットボール5月号

東北高校選手権は男子・明成、女子・聖和学園の宮城県勢が制す!

6月24、25日に行われた高校の東北大会。今大会は、男女ともに県予選で敗れインターハイ出場を逃したチームが奮闘したが、最後は男子・明成(宮城1位)、女子・聖和学園(宮城1位)が、苦しみながらも頂点に立った。
    6月24、25日に行われた高校の東北大会。今大会は、男女ともに県予選で敗れインターハイ出場を逃したチームが奮闘したが、最後は男子・明成(宮城1位)、女子・聖和学園(宮城1位)が、苦しみながらも頂点に立った。   男子は、東北新人大会ベスト4のうち3チーム(明成、福島南、能代工)がトーナメントの左側に。この過酷な山の中、大会連覇を狙う明成は、2回戦で東北新人優勝の福島南(福島2位)と対戦した。試合は終始接戦となったが、終盤、#5仲里の3Pシュートなどで主導権を握ったのは福島南。だが明成は2点ビハインドで迎えた残り36.5秒に#10田中が3ショットのフリースローを獲得して首の皮一枚つなぎ、3本きっちり決めて逆転勝利を収めた。   その明成は続く準決勝、東北新人大会で敗れた能代工と再戦。序盤から集中を見せ、素早いパス回しからしっかりとリングにアタックして途中20点以上のリードを広げた。後半、能代工の激しいディフェンスと3Pシュート攻勢で猛追されるが、2点差で逃げ切って決勝進出。そして決勝戦では、互いに手の内を知る聖和学園との宮城県対決を82‐74で制し、2年連続7回目の優勝となった。  

苦しい場面で引っ張った明成#10田中   女子も男子と同様、東北新人大会のベスト4のうち3チーム(聖和学園、郡山商、湯沢翔北)がトーナメント右側の山に。聖和学園は2回戦で昨年女王の郡山商と対戦し、前半同点になるものの、エース#5今野の大車輪の活躍(47得点)もあって87‐69で勝利。続く湯沢翔北戦にも落ち着いた試合運びで勝利し、決勝へと進出した。   一方、トーナメントの逆側の山では、東北新人ベスト4の山形商が主力の欠場も響いてまさかの初戦敗退。その山形商を破って勢いに乗った帝京安積(福島3位)が、そのまま決勝へと進出する大躍進を見せた。だが決勝戦では、聖和学園が攻防にわたって主導権を握り、帝京安積の勢いをシャットアウト。95‐58で試合終了となり、聖和学園が5年ぶり18回目の優勝を飾った。  

高校界屈指のオールラウンダー聖和学園#5今野   東北大会のレポート及び、インターハイ展望第2弾は7月25日発売予定の『月刊バスケットボール9月号』にて掲載!   (月刊バスケットボール)

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