月刊バスケットボール5月号

大学

2015.11.24

インカレ#1・#2

11月23日から始まったインカレは、今日で男子1回戦と2回戦の一部、女子は1回戦が終了した。 男女ともに優勝候補が順当に勝ち上がる一方、実績のあるチームが敗れるなどいくつか波乱も。 トーナメントの一発勝負なだけにやってみないと分からない、それがインカレの怖いところだ。 写真とともに昨日、今日の試合を少し紹介しよう。

●札幌大88-96法政大◯ 男子の開幕戦は延長に。ここ数年、大差を付けられてしまうことが多かった札幌大だが、4月から就任した町田洋介監督の下、#0志水、#3中村を中心にまとまりを見せた。だが、最後は引き離され敗戦。それでも最後まで粘った。  

◯新潟医療福祉大78-76名古屋経大● 2戦目も延長戦に突入した試合。76-76で迎えた新潟医療福祉大の最後の攻撃、味方のドライブに合わせた#33熊倉がブザービーター! シュートを決めた熊倉に集まる新潟医療福祉大の選手たちと、天を仰ぐ名古屋経大#91松本。  

●九州産大63-97拓殖大◯ 拓殖大が関東2位の貫禄を見せ勝利。九州産大のエースは#11金丸亮太。アイシン三河のエース・金丸晃輔を兄に持つ。兄と同様シュートのうまさとドライブが光った。  

◯新潟医療福祉大56-43福岡教大● 九州1位の福岡教大を退け、2回戦に進出した新潟医療福祉大。チームの明るさが目立ったが、コート上でもスピード感あふれる試合を展開。中でもガードの#11安藤のプレイには目を見張った。  

◯環太平洋大82-74奈良学園大● 下馬評を覆し、環太平洋大が勝利。序盤からプレスを仕掛け、奈良学園大のミスを誘い出すとシュートもよく決まり20点のリードを得る。終盤、奈良学園大の3Pシュートが決まり、驚異の粘りで1桁まで詰め寄るもあと一歩及ばず。 環太平洋大の指揮を執るのは知花武彦監督。福岡大附大濠高→明治大→トヨタを経て、トヨタ(女子)と明治大のアシスタントコーチを歴任。試合後「一番私が熱かったです」と言うとおり、ガッツポーズやジェスチャーなど、勝利への思いが垣間見えた。

ユニバーシアード日本代表に選ばれ、ベスト4入りに貢献した奈良学園大#6ヌンイラも初戦で姿を消すことに。「何もできませんでした」と環太平洋大のダブルチームに終始苦しんだが、ベンチでチームメイトに指示を出すなどリーダーシップを発揮。流血しながらも最後までコートに立ち続けた。 ◆これまでの結果、明日以降の予定はこちら (月刊バスケットボール編集部)

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