【短期連載】倉石平の“スペイン”研修ダイアリー②
倉石平氏(早稲田大スポーツ科学学術院教授/元男子日本代表ヘッドコーチ)が3月にスペインへ渡り、レアルマドリードをはじめとするクラブチームや施設、そしてアンダーカテゴリーの様子などを見て周ったレポートを連載する。全5回。
夕方18時半出発でゲームへ向かう。スペインとは学年の感覚が違うためアジャストすることが難しい。1年が9月に始まるというスケジュールの国が多い中、4月頃に始まるのはアジア、しかも東アジア諸国ばかりだ。それよりも半年遅い入学となる。したがってFIBAのルールどおり、1月1日現在の年齢で決めることが一番柔軟なかもしれない。 そしてゲームが始まった。相手のサイズが小さいこともあり、大勝。しかし、問題はたくさんあったように思う。個人のスキルをアップすることに重点を置き、一貫した指導を鑑みると、もっと1対1で相手を突破することに力を注がなければならない。アウトサイドシュートが多い日本対、小柄でも積極的に仕掛けるスペイン。これには考えさせられた。 19時半から夕食。金曜日の夜ということもあり、町は活気付いている感じだった。われわれは再びスペイン料理を食べたが、日本人にとても合うと感じた。だが、若干塩味が強いと今日初めて感じた。 (つづく) ※バックナンバー 【短期連載】倉石平の“スペイン”研修ダイアリー① (月刊バスケットボール)
夕方18時半出発でゲームへ向かう。スペインとは学年の感覚が違うためアジャストすることが難しい。1年が9月に始まるというスケジュールの国が多い中、4月頃に始まるのはアジア、しかも東アジア諸国ばかりだ。それよりも半年遅い入学となる。したがってFIBAのルールどおり、1月1日現在の年齢で決めることが一番柔軟なかもしれない。 そしてゲームが始まった。相手のサイズが小さいこともあり、大勝。しかし、問題はたくさんあったように思う。個人のスキルをアップすることに重点を置き、一貫した指導を鑑みると、もっと1対1で相手を突破することに力を注がなければならない。アウトサイドシュートが多い日本対、小柄でも積極的に仕掛けるスペイン。これには考えさせられた。 19時半から夕食。金曜日の夜ということもあり、町は活気付いている感じだった。われわれは再びスペイン料理を食べたが、日本人にとても合うと感じた。だが、若干塩味が強いと今日初めて感じた。 (つづく) ※バックナンバー 【短期連載】倉石平の“スペイン”研修ダイアリー① (月刊バスケットボール)