月バスSet Play of the Week(16)シクサーズ
今週の対戦カードから、1つセットプレーを紹介していくコーナー。 2月28日に行われたイースタン・カンファレンスでプレーオフ出場争いを演じているフィラデルフィア・セブンティシクサーズ対マイアミ・ヒート(@アメリカン・エアラインズ・アリーナ)で、シクサーズが見せたインバウンズプレーからのハーフコートオフェンスを解説。 【ラインナップ】 ①ベン・シモンズ(PG) ②マルコ・ベリネリ(SG) ③ロバート・コビントン(SF) ④ダリオ・シャリッチ(PF) ⑤ジョエル・エンビード(C)
[A-1] ④がインバウンダー、⑤と②が両エルボー、③が左の2ガードトップ、①が右ウイング辺りにエントリー。③がペイントに向かってカットし、①がトップでボールレシーブする。④は左コーナーへ(“ホーン”の形)。
[A-2] ④が反対サイドへクリアし、②は⑤のスクリーンを使って左ウイングにカット。①からボールをレシーブする。チャンスがあれば、②は3Pシュート、もしくはベースラインドライブすることも可能だ。[A-3] サイズのある①がペイントへカットし、⑤はアフタースクリーンでポップアウト。②は⑤へパスをする。
[A-4] ①はダックインして、⑤とハイローを狙いながら、⑤は②へハンドオフパス。①がディフェンスをシールしていることで、ディフェンスは②のドライブに対してヘルプすることができない。②はそのままレイアップとなる。 ④や③のディフェンスがヘルプするようであれば、キックアウトして3Pシュートを狙うこともできる。①のミスマッチや②・⑤・③・④のシュート力を生かしたセットプレーとなっていることがポイント。
月刊バスケットボール4月号の“NBAセットプレー図鑑”では、オールスターブレーク前にイースタン・カンファレンス1位となったトロント・ラプターズのプレーを紹介。自分たちのチームにマッチしそうなセットを見付けて、すぐに練習してみよう! (月刊バスケットボール)