月刊バスケットボール9月号

Bリーグ

2026.10.15

驚異の稼働率93%! 「TOYOTA ARENA TOKYO」が開業1周年で達成したマイルストーン

2025年10月3日に開業した「TOYOTA ARENA TOKYO」は、Bリーグの2026-27シーズンより、アルバルク東京に加えて東京サンロッカーズのホームアリーナとして使用されている。

オーバル型の全方位観戦しやすいバスケットボール観戦に特化した作りが特徴的で、かつそれぞれが異なるコンセプトを持つスイートルーム、充実の飲食店、さらにはアリーナ屋外のバスケットボールコートなど、観戦体験をより非日常とするさまざまなエンターテインメント要素が盛り込まれ、今日も訪れるファンを魅了している。

昨季のA東京のホームゲーム累計来場者数は25万7803人で、2024-25シーズンのそれ(20万4561⼈)と比較して約126%に伸張。2025-26シーズンの決算報告では、入場料収入額が14億円を超え、これは同様に“夢のアリーナ”といわれる新設アリーナで活動する千葉ジェッツに次ぐ、2位の額。10億円を突破している僅か4クラブのうちの一つとなっている。

ただ、Bリーグのレギュラーシーズンでのホーム開催は僅か30試合。設営日等を含めても、その稼働日数は1年365日の中のほんの一部でしかない。Bリーグクラブがホームとしているアリーナの稼働率を高めるために真に重要なのは、ホームゲーム以外でいかにイベントを誘致するかである。

では、「TOYOTA ARENA TOKYO」が記録した稼働率はというと…なんと93%だ。

その内訳を見ていくと、稼働可能だった333日に対して、A東京のホームゲームを含む312日が何らかのイベントで稼働していた。最も多かったのが音楽イベントで47.1%、次にスポーツで35.6%となっている。

開催されたイベントの具体例を挙げると、音楽イベントでは2025年10月11日に開催された「Official髭男dism one-man live in TOYOTA ARENA TOKYO」が音楽ライブの杮落とし公演となり、他にも「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」や「RIP SLYME 25th Anniversary GREATEST LIVE ‒ Final Three Nights ‒ 」などが開催された。

スポーツイベントでは、A東京の全ホームゲームを筆頭に、Wリーグ2025-26シーズン開幕戦としてトヨタ自動車アンテロープスvs.トヨタ紡織サンシャインラビッツ、SVリーグ(バレーボール)のレギュラーシーズンで東京グレートベアーズvs.ウルフドッグス名古屋、さらには「第16回 世界相撲⼤会 ⽩鵬杯 HAKUHO CUP 2026」といった多岐にわたる競技の会場となった。

ほか、民間企業の入社式や各種展示会の会場としても広く使用された。すべてのイベントを合計した累計来場者数は、わずか1年で115万人を突破している。まさしく、アリーナとクラブの⼀体経営の成功例と言えるだろう。

トヨタアルバルク東京株式会社の林邦彦代表取締役社⻑は「想定を上回る⾼い稼働率を維持しながら、多様なイベントを開催できたことは、事業者の皆さま、パートナー企業の皆さま、地域の皆さまそして⽇々アリーナを⽀えてくださる関係者の皆さまのおかげです。⼼より感謝申し上げます」とコメント。また、「アリーナを『舞台』、クラブを『役者』と考えています。役者のパフォーマンスを最⼤限に引き出す舞台を⾃ら創り、⾃ら運営することで、スポーツのみならず、あらゆるエンターテインメントにおいて、ここでしか味わえない感動や熱狂を⽣み出していきたい」とクラブとしてのスタンスも再度明確に打ち出し、単に稼働率の高いアリーナを目指すだけでなく、「あらゆるエンターテインメントにおいて、ここでしか味わえない感動や熱狂を⽣み出していきたい」とした。

すでに開幕しているBリーグ2026-27シーズンにおいても、A東京は7試合を終えて6勝1敗と東地区1位に立っている。躍動するチームが熱狂を巻き起こす『舞台』としての2年目にも、期待だ。

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