地元・新潟でスタメン起用に応える15得点、7リバウンド「成長を見せられたかな」/桜花学園#9 加地百花

「ライバルということで、特別な思いを持って試合に臨みました。観客の方たちも緊張感というか、独特な雰囲気があって、桜花と京都精華さんしか醸し出せない(雰囲気)の試合でした」。桜花学園の白慶花コーチがこう振り返るように、熱気はこの日一番でした。

#6 アニボグ ジェニファー チナザ選手(188cm/1年) や#18 オディアカウェル リッツ選手(195cm/2年)のインサイドを中心に攻める京都精華学園と、#4 勝部璃子選手(177cm/3年) 、#5 竹内みや選手(161cm/3年)を軸にスピードあるバスケを展開する桜花学園。ともにディフェンス力もあり、前半は43-41で京都精華学園が僅かにリードして終えました。
第3クォーター、京都精華学園がギアを上げます。#18 カウェル選手のレイアップ、#7 谷彩南選手(172cm/3年)の3Pシュートなどでじわじわ点差を広げ、#17 井川夏希選手(168cm/1年)のフリーの3Pシュートで54-45。9点差とします。ここで白コーチがすかさずタイムアウトを取ります。
「京都精華学園さんは本当に3クォーターが強いです。あの1本で試合が終わる気がしました。タイムアウト明けからは本来のディフェンスの圧が戻り、欲しいところで3年生が中心に決めてくれました。切り替えられたタイムアウトだったと思います」
このタイムアウトで桜花学園は息を吹き返し、以降は懸命なディフェンスで相手のターンオーバーを誘発。#5 竹内選手のバスケットカウントで逆転すると、#4 勝部選手も勢いに乗り、得点を積み重ねます。このクォーター、相手の2Pシュートを18.2%(2/11)に抑え、3点リードで第3クォーターを終えます。
第4クォーターも激しいディフェンスでターンオーバーを誘い、#4 勝部、#5竹内両選手の得点などで好敵手との接戦をものにした桜花学園。これで負けなしの4連勝としました。
太田莉央選手(162cm/3年)、小玉愛莉選手(168cm/3年)が非帯同となった今週。代わりに先発に抜擢されたのが、開催地・新潟県出身の#9 加地百花選手(170cm/2年)でした。
白コーチが「クイックネスとゴールへのアタック、オンボールプレッシャーが良くて、『一暴れしてこい』という思いで出しました」と太鼓判を押す2年生エースは、序盤から気合い十分。第1クォーター、ドライブなどで6得点を挙げると、劣勢の第3クォーターはチームを繋ぐ得点も記録。スピードに乗ったドライブは、京都精華学園のディフェンスを切り裂きました。

ディフェンスでも、白コーチの期待に応え、京都精華学園の#4 満生小珀選手(167cm/3年)、#5 高山留里那選手(165cm/3年)などのキープレーヤーをマーク。前からプレッシャーをかけて、自由なプレーをさせませんでした。約37分の出場で15得点、チームトップ7リバウンド。1プレーごとに歓声が沸き、地元で輝きました。
新潟清心女子中出身の#9 加地選手。後輩たちは練習試合のため来られませんでしたが、ミニバス時代の先生や新潟県協会の指導者らが訪れていたようです。
「小さいころから見守ってくれた人たちに、こういう形で成長を見せられたかなと思うのでうれしいです。新潟は安心してバスケができる場所です。ほかのチームの人も支えてくれて応援してくれます」
地元の声援を力に変え、見事に躍動した#9 加地選手。白コーチは「どちらかというと遠慮しがちな性格ですけど、『私が前に出るんだ』くらいの積極性を持ってやってほしいですし、下級生のリーダーとして頭角を現してほしいです」と期待します。
今年はU17日本代表にも選出。「今日の出来は75点くらい。大事な場面で3年生に任せてしまったので、勝負所で決め切れる選手になりたいです」とさらなる飛躍を目指します。
「U18日清食品トップリーグ2026 ディビジョン1」
・オフィシャルサイト
https://u18league.japanbasketball.jp/
・チケット情報はこちら
https://u18league.japanbasketball.jp/watching-top/ticket/
・観戦情報ページ
https://u18league.japanbasketball.jp/watching-top/venue/?ScheduleKey=11948&teamID=0&tab=schedule
・「U18日清食品トップリーグ公式YouTube」「バスケットLIVE」、「スポーツナビ」にて全試合配信
[配信・放送]https://u18league.japanbasketball.jp/streaming/
文/磯野雄太郎(月刊バスケットボール)、写真/吉田宗彦








