月刊バスケットボール9月号

Bリーグ

2026.09.02

【Bリーグ】全55クラブ代表が増上寺に集結! 「B.革新」元年・新時代の幕開けを誓う

55クラブ代表が集まり増上寺で成功祈願


9月1日、Bリーグは東京都内で「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 SEASON TIPOFF CONFERENCE/CEREMONY」を実施した。先に行われた「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 SEASON TIPOFF CONFERENCE」では島田慎二コミッショナーが、リーグ再編し「B.革新」元年となる2026-27シーズンに向けての抱負をコメント。続いてCEREMONYでは増上寺(港区)の境内を舞台に島田コミッショナー、Bプレミア、Bワン、Bネクストに所属する55クラブの代表選手がパレードを行うと、御本尊である阿弥陀如来が祀られた大殿で成功祈願を受けた。



「B.革新」の初年度となる2026-27シーズンのテーマは『シン・バスケ』。島田コミッショナーは、このテーマについて「B.LEAGUEを作ってきた我々自身に自らプレッシャーをかけて、そのプレッシャーを全て出し切って、どこまでも上へ進んでいくぞという思いを込めた」と力強く語り、新たな世界観への突入を宣言した。

さらにBリーグ誕生からの10年を振り返り、「JBLやbjリーグといった、まだバスケットが日の目を見なかった時代から尽力した人たちがいて、そこから脈々と今につながっている。過去に対するリスペクトを、選手たちにも、今良くなった時代しか知らない人たちにも思いを馳せてほしい」と語った島田コミッショナー。「子供たちなど若い世代にも、今の恵まれた観戦環境や練習環境を堪能してもらいつつ、何かを成し遂げるためには簡単に手に入るものではなく、多くの人たちの努力の上に成り立っているという人生の教訓としてのメッセージを感じていただけたら」と、先人たちの熱量を継承しながら次なる進化へ向かう強い決意を示した。また、今シーズンのテーマソングが上白石萌音さんの『トロフィー』(楽曲提供:GLIM SPANKY)に決定したこと、公式アンバサダーに2季連続で、&TEAMが就任したことも併せて発表された。



Bプレミア開幕への期待と挑戦


新シーズンの大きな変化の一つが、平日開催の増加。島田コミッショナーは「世界基準に合わせて選手のコンディションを調整し、よりレベルの高いゲームをお見せできる」と競技面でのメリットを挙げつつ、「仕事終わりにバスケットを見るという文化を作り出し、そこをブレイクスルーしないと本当の意味で大きくなることは難しい」と強調。毎日Bリーグの試合が行われることで社会での露出を増やし、新たなファン層の獲得へとつなげる大きなチャレンジとなる。

平日開催の増加には各クラブからの不安もあったというが、「55クラブで合意形成を図って意思決定した。みんな不安だったと思うが、そこを突破したときに見える景色は今よりも大きいと分かっているからこそ、みんなで結果を出しにいこうと決めた」と、リーグ全体での総意であることを語った。

今回のTIPOFF CONFERENCEに全55クラブの代表をそろえたことにも、島田コミッショナーの並々ならぬこだわりがあった。「B3とB1・B2を一緒にするということを強く望んでいた。このタイミングでお披露目するなら、一部のクラブだけでなく全クラブがそろわないと意味がないと思っていた」と、リーグ再編に伴う強固な一体感をアピールした。

選手たちが思い描く「新たなBリーグ」と未来への決意


CONFERENCEのあとは増上寺の境内でCEREMONYも実施。ファン、ブースターに見守られる中、55名がずらりと大殿まで行進を行った。祈願を行い、集合写真を撮影したあとは、Q&Aセッションへ。ここでは選手たちが新シーズンへの思いを語った。





NBA経験選手がBプレミアに参戦することについて、辻直人(群馬クレインサンダーズ)は「キャリアを積んできて、このタイミングで対戦できるのはすごく楽しみ。ただ、憧れるのはやめましょう(笑)」と笑いを誘いつつ、「1年でも早くサラリーキャップが上がることを期待している」と真横にいるコミッショナーに本音をのぞかせた。
また比江島慎(宇都宮ブレックス)は「外国籍選手のオンザコートルールの変更で、マッチアップする機会がたくさん増えると思うので楽しみ」と語ると、ジョシュ・ホーキンソン(東京サンロッカーズ)は「ホームの全試合でプレーできることを本当に楽しみにしている」と笑顔を見せた。






そして昨シーズン王者・長崎ヴェルカの馬場雄大は「優勝させていただいて、オールスターも開催できた。Bプレミア1年目、さらに盛り上がることを期待している」と街の熱気を代弁した。



篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)は「東京のど真ん中でこんなことができるなんて、リーグの成長を感じる。まだまだ僕も若々しく頑張らないと」と語ると、五十嵐圭(新潟アルビレックスBB)は「若い選手たちがこれからのBリーグを引っ張っていってくれると思うので期待しつつ、若い選手から刺激をもらいながら自分自身も頑張っていきたい。(同級生の)田臥[勇太/宇都宮]さんと共に頑張る」と、まだまだ走り続けるという覚悟を示した。



新天地での挑戦を迎える選手もいる。岸本隆一(京都ハンナリーズ)は「サイズがない選手にとって何か感じてもらえるようなプレーを心掛けたい。関西弁も勉強中です(笑)」と笑顔を見せた。





齋藤拓実(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)はオールスターが開催されるIGアリーナの熱量に触れ、「今年はドルフィンズの年にする」と力強く宣言した。



また、ルーキーイヤーを迎える新井楽人(横浜ビー・コルセアーズ)は「皆さんと肩を並べられるようなチームの顔になりたい」と堂々とした目標を掲げ、頼もしい姿を見せた。



富樫勇樹(千葉ジェッツ)は、「日本のスポーツといえばバスケットボールと言ってもらえるように大きくしていきたい。その中心となってオンコートでもオフコートでも盛り上げていけたら」と、今後のさらなる発展への思いを語った。





いよいよ開幕! 新たな歴史の1ページへ


9月22日のシーズン開幕戦(アルバルク東京 vs 琉球ゴールデンキングス)はテレビ朝日系列で地上波全国生中継されることが決定。バスケットLIVEでの全試合配信をはじめ、多角的なメディア展開でファンの元へ熱狂が届けられる。

島田コミッショナーは「スタートダッシュが大事。B革新の初年度、今シーズンは引き続きぶっちぎりたい」と力を込めたように、新たな歴史の1ページを刻む「りそなグループ B.LEAGUE 2026-27 SEASON」はいよいよ開幕を迎える。





文・写真/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)

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