月刊バスケットボール9月号

目標はベスト8進出以上!女子日本代表がW杯2026へ向けた登録12名を発表

最低でも「ベスト8進出」を目指す

日本バスケットボール協会は8月20日、「FIBA女子ワールドカップ2026」に向けた壮行記者会見を開き、大会登録メンバー12名を発表した。チームを率いるコーリー・ゲインズHCは、21世紀に入ってから日本がワールドカップで到達していない「ベスト8進出」を最低目標として掲げた。



登録メンバーは以下の通り。
今野紀花(#2)
馬瓜ステファニー(#3)
後藤音羽(#6)
髙田真希(#8)
渡嘉敷来夢(#10)
町田瑠唯(#13)
朝比奈あずさ(#14)
山本麻衣(#23)
田中こころ(#26)
林咲希(#27)
宮澤夕貴(#52 / チームキャプテン)
東藤なな子(#75)
※リザーブ選手として薮未奈海(#37)が帯同



ゲインズHCは今回のロスター選考について、「合宿に参加した15人全員が選ばれるにふさわしい選手だった」と振り返った上で、オフェンスやディフェンス、チーム全体のケミストリーを総合的に判断して12名を選出したと明かした。そして「自分たちで築いたスタンダードを守れば、どの相手にも勝てる」と自信をのぞかせている。



またチームキャプテンを務める宮澤は「日の丸を背負ってプレーできることを嬉しく、誇りに思っています」と語り、自身の強みである3Pシュートを決めきってチームに貢献すると力を込めた。世界に対して“デンジャラス”なチームとしてインパクトを与える構えだ。
5回目のワールドカップ出場となるベテランの髙田は、チーム目標であるディフェンスリバウンド70%以上の達成に向けて、「リバウンドを頑張りたい」と意気込みを示しつつ、「チームの勝利に貢献するべく、ベスト8以上を取れるように頑張ります」と前を向いた。



また、抜てきとなった19歳の後藤は「正直嬉しさと同時に不安な気持ちもすごく大きかった」と本音を明かしたものの、「少しでもチームの流れを良くしたり、ディフェンスでプレッシャーをかけたりと、自分にできることを精一杯、体を張ってやりたいです」と力強く誓った。

現在WNBAに参戦しており、大会前にドイツで合流予定の山本からは、「一戦一戦覚悟を持って戦っていきたいと思います」と代読でコメントを寄せた。ゲインズHCも、世界のトップレベルで日常的にプレーしている山本の経験を高く評価しており、チームへのスムーズな合流に太鼓判を押している。

大会は9月4日からドイツのベルリンで開幕する。日本は予選グループでマリ、ドイツ、スペインと対戦し、悲願のベスト8、そしてその先の頂点を目指す。

■2026年度バスケットボール女子日本代表チーム
 「FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026」第5次強化合宿/ベルギー遠征および大会参加メンバー

【スタッフ】
チームダイレクター: 小栗 弘(公益財団法人日本バスケットボール協会)
ヘッドコーチ: コーリー・ゲインズ(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントコーチ: 宮田 知己(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アナライジングコーチ: 伊藤 恭子(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アナライジングスタッフ: 有賀 早希(富士通 レッドウェーブ)
プレーヤーディベロップメントコーチ: ブライアン・フィンリー(東京サンロッカーズ)♦︎
コーチ: ジャレン・スキート(ENEOSサンフラワーズ)
通訳: 下條 海(公益財団法人日本バスケットボール協会)
スポーツパフォーマンスコーチ: 栗若 伸一(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレティックトレーナー: 荻野 まゆみ(ー)
アスレティックトレーナー: 宮口 佳子(S-Life はりきゅう院)
アスレティックトレーナー: 千葉 奈々(横浜市スポーツ医科学センター)
チームマネージャー: 古海 五月(公益財団法人日本バスケットボール協会)
チームマネージャー: 小松 佳緒里(ENEOSサンフラワーズ)
チームドクター: 山口 玲(北水会記念病院/茨城ロボッツ)
チーム広報: 松本 麻里(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アシスタントチーム広報: 荒井 愛海(公益財団法人日本バスケットボール協会)

【選手】12名
髙田 真希(C / 185cm / 36歳 / デンソー アイリス)
渡嘉敷 来夢(C / 193cm / 35歳 / トヨタ自動車 アンテロープス)
町田 瑠唯(PG / 162cm / 33歳 / 富士通 レッドウェーブ)
宮澤 夕貴(PF / 183cm / 33歳 / 富士通 レッドウェーブ)
林 咲希(SG / 173cm / 31歳 / 富士通 レッドウェーブ)
馬瓜 ステファニー(PF / 182cm / 27歳 / Meins Avenida)
山本 麻衣(PG / 163cm / 26歳 / Las Vegas Aces)★
今野 紀花(SG / 179cm / 26歳 / ENEOSサンフラワーズ)
東藤 なな子(SG / 175cm / 25歳 / トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
朝比奈 あずさ(C / 185cm / 22歳 / トヨタ紡織サンシャインラビッツ)
田中 こころ(PG / 173cm / 20歳 / ENEOSサンフラワーズ)
後藤 音羽(SF / 178cm / 19歳 / 東京医療保健大学2年)

【リザーブ選手】
薮 未奈海(SF / 178cm / 21歳 / デンソー アイリス)

※平均(Average):177.6cm、27.8歳(リザーブ選手除く)
※♦︎:第5次強化合宿(国内)のみ参加
※★:『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026』大会から合流
※年齢・所属は2026年8月20日現在
※ポジション(P)=PG-ポイントガード、SG-シューティングガード、SF-スモールフォワード、PF-パワーフォワード、C-センター
 
■ベルギー遠征
【遠征期間】2026年8月24日(月)~8月31日(月)
【試合】2026年8月30日(火)vs ベルギー 


■FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026 大会概要
【大会名】FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2026
【英語表記】FIBA Women’s Basketball World Cup 2026
【大会期間】2026年9月4日(金)〜13日(日)
【開催地】ドイツ・ベルリン
【試合会場】ベルリンアリーナ、マックス・シュメリング・ハレ
【大会方式】
 ・4チーム×4グループによる予選グループフェーズを行い、上位1位が準々決勝進出。
 ・グループAとグループB、グループCとグループDの隣り合うグループの2位vs3位で争う準々決勝進出決定戦の勝者がファイナルフェーズ(決勝トーナメント)へ進出。
【大会公式サイト】https://www.fiba.basketball/en/events/fiba-womens-basketball-world-cup-2026
【組み合わせ】 (16か国) ※FIBAランキング:2026年4月1日時点
グループ A:日本(10位)、スペイン(6位)、ドイツ(11位)、マリ(18位)
グループ B:ハンガリー(19位)、韓国(15位)、ナイジェリア(8位)、フランス(2位)
グループ C:ベルギー(5位)、オーストラリア(3位)、プエルトリコ(13位)、トルコ(16位)
グループ D:アメリカ(1位)、チェコ共和国(17位)、イタリア(14位)、中国(4位)

【試合スケジュール】 ※予選の日本戦のみ
2026年9月4日(金) 18:30 vs マリ (会場:ベルリンアリーナ)
2026年9月5日(土) 25:00 vs ドイツ (会場:マックス・シュメリング・ハレ)
2026年9月7日(月) 24:50 vs スペイン (会場:マックス・シュメリング・ハレ)

【放送・配信】
地上波フジテレビ、CS放送フジテレビ ONE/TWO/NEXT 、FOD で日本戦を放送。
<9月4日(金) vs マリ>
地上波:フジテレビ 24:45~
CS:フジテレビ NEXT 25:00~
FOD 18:20~
DAZN LIVE 配信

<9月5日(土) vs ドイツ>
地上波:フジテレビ 26:15~
CS:フジテレビ TWO 24:50~
FOD 24:50~
DAZN LIVE 配信

<9月7日(月) vs スペイン>
地上波:フジテレビ 24:45~
CS:フジテレビ NEXT 24:35~
FOD 24:35~
DAZN LIVE 配信

※決勝ラウンド以降の放送・配信スケジュールにつきましては、決まり次第順次公表いたします。
※放送日時や内容は変更となる場合がございます。

▼日本の過去成績(2010年から4大会連続出場・通算14回出場)
・前回大会(2022年)9位
・過去最高位(1975年)準優勝
※翌1979年大会の6位以降、決勝トーナメント(ベスト8)進出なし





文・写真/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)

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