【女子日本代表】朝比奈あずさ、代表デビューから4年の進化。「ディフェンスを見てほしい」と臨む韓国戦

プレーの幅を広げ、「自分が必要だ」と言われる選手へ
8月13日に発表された「三井不動産カップ2026 (東京大会)」に臨むロスターに名を連ねた朝比奈あずさ(トヨタ紡織)。筑波大1年生時に女子日本代表へ初選出されてから4年、コンスタントに代表へ呼ばれる中、自分に必要なものは何かを考え着実にステップアップを続けている。「できることが増えていくのが楽しいです」と語る朝比奈は、大学在学中、代表活動に参加する中で必要性を感じ、3Pシュートやドライブでの仕掛けなどプレーの幅を大きく広げてきた。
「ビッグマンはプレーが限定される部分があります。でも、その分、伸びしろがたくさんあると思っているんです」と自身の成長を心から楽しむ彼女の原動力は、「『自分が必要だ』と思ってもらいたい」という強い思いにある。
女子ワールドカップに向けたチーム作りにおいて、コーリー・ゲインズHCは「ペース&スペース」と「ギャングリバウンド」をテーマに掲げ、「40分間全力でハードプレーすること」を絶対に守るべき"スタンダード"に定めている。オフェンス志向の強かった指揮官だが、強固なディフェンスの構築に注力してきており、萩原美樹子強化副委員長も先のオーストラリア遠征について「ディフェンスとリバウンドに関して非常に成果があった」と高く評価するほど、チーム全体の意識は高まっている。
朝比奈はこれまでも「大きな相手へのフィジカルな対応と、小さく速い選手についていける脚力」をディフェンス面での強みとして挙げてきた。現在はさらに一歩進み、ゲインズHCの戦術下で細かいスクリーンの使い方を学び、相手の動きを見てプレーを読む面白さにも気づき始めている。ペイントエリアでの多様なフィニッシュ技術も磨き、「ここまで来たら楽しんでやった方が絶対に自分のためになると思っています」と、プレッシャーのかかる世界レベルの戦いさえも成長の糧に変えるメンタリティは頼もしい限りだ。

「オリンピックに出たいですし、海外にもチャレンジしてみたいという思いがあります」
朝比奈は将来への思いを語りつつ、「ビッグマンとして日本を背負う責任感はあります。自分が活躍する。そのうえで、ベテラン選手たちがどうチームを作っていくかを一員として感じたいです」と、次世代を担う覚悟を口にする。
本日発表されたロスターは14名。WNBAエーシズでプレーする山本麻衣を含めた15名から12名に絞られることになるが、ゲインズHCが「ヨーロッパで合流予定」と明言しているため、国内組で争われる残りの枠は実質11名となる可能性が高い。チームにとってどの選択がベストなのか、それをとことん考えたうえでの選出となるため、誰が最終メンバーになるかは未定だ。本日行われる韓国との一戦は、その生き残りを懸けた重要な試金石となる。試合に向けた意気込みを問われると、朝比奈は「これなら日本は戦えると思ってもらえるよう、自信をつけたいです。ディフェンスでハードワークするところと、思い切りの良い3Pシュートを放っていくところをぜひ見てほしいです」と言葉に力を込めた。
指揮官が求めるディフェンスへの注力というチームの流れの中で、自ら「ディフェンスを見てほしい」と言い切る姿勢には、日本のスタンダードをコートで体現しようとする強い自覚がにじむ。着実な成長曲線を描いてきた彼女の挑戦は、これからも私たちの心を惹きつけてやまない。12名の座を懸けた激しいサバイバルの中、攻守両面で躍動する若きビッグマンのハードワークに注目だ。

■大会概要
【大会名】三井不動産カップ2026(東京大会) バスケットボール女子日本代表国際試合
【対戦カード】 女子日本代表チーム vs 女子韓国代表チーム
【会場】有明アリーナ (〒135-0063 東京都江東区有明1丁目11-1)
【日程】
GAME1: 2026年8月13日 (木) TIPOFF 19:00(予定)
GAME2: 2026年8月14日 (金) TIPOFF 19:00(予定)
【チケット】 絶賛発売中
https://jba-ticket.jp/s/jbat/page/ticket_top?ima=1411&game=women_20260813814
写真/石塚康隆、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)







