京都精華学園が猛追を振り切り、2年ぶり4度目の優勝 [近畿インターハイ2026]

2019年以来となる決勝の舞台へ駒を進めた北陸
リバウンドで優位に立ち、東海大付福岡の反撃を振り切る
近畿インターハイもいよいよ最終日、8月2日、女子決勝で東海大付福岡(福岡)と京都精華学園(京都)が対戦。前半で2桁のリードを奪った京都精華学園が、後半の東海大付福岡の猛追を振り切り、60-51で2年ぶり4度目の優勝を飾った。


京都精華学園は#5高山留里那のジャンパーで先制すると、#6ンガルラ・ムクナ・リヤのオフェンスリバウンドから#4満生小珀のレイアップで得点。東海大付福岡は#11豊田麻莉がフリースローラインからのジャンパーでチーム初得点をマークしたものの、立ち上がりはシュート成功率が上がらず、京都精華学園が一歩リードという展開になった。なかなかペイントエリアに侵入できなかった東海大付福岡は、クォーター終盤には#10工藤結心がドライブから得点。いい形も作ったが、#7谷彩南の連続得点もあった京都精華学園が17-12と僅差リードして1Qを終えた。

2Q序盤、東海大付福岡は#8内田弓愛が3Pシュートを射抜き1点差に。しかし、リバウンドで優位に立つ京都精華学園は#8石井日菜のプルアップジャンパーや#15オディア・カウェル・リッツらが着実に得点。残り5分を切ったところで26-16と2桁差になった。その後も、#4満生、#7谷の3Pシュートなどで加点した京都精華学園が37-21でハーフタイムを迎えた。

巻き返しを図りたい東海大付福岡は3Q、#8内田のショートコーナー、#11豊田、#10工藤の3Pシュートなどで加点。武器であるディフェンスでも、ターンオーバーを誘発するなどいい形が出てきて11点差まで差を詰めたが、京都精華学園は#7谷のディープスリーもあって、残り4分で49-32と引き離した。その後もリードをキープした京都精華学園が54-39で3Qを終了。それでも積極性の増した東海大付福岡は、このクォーターは18-17と互角の攻防を繰り広げた。


4Q序盤、東海大付福岡は、強烈なボールマンプレッシャーを見せると、4ファウルとなっている#20ファールのジャンパーなどで11点差と詰め寄る。ここから得点が止まったものの、好守で失点も防ぐ。残り6分を切ったところで、#10工藤が倒れ込みながらレイアップを成功。9点ビハインドとすると、#13小浜結羽が速攻を決めて残り4分半で7点差にした。

ここまでクォーター無得点だった京都精華学園は残り4分、#14石綿文のシュートでやっと初得点。9点差に戻したが、勢いに乗る東海大付福岡は#8内田がすぐに得点。7点差で残り3分を迎えた。ところが残り2分40秒、ポジション争いの中で東海大付福岡の#20ファールにファウルがコールされ、ファウルアウトになってしまった。それでも集中してディフェンスする東海大付福岡だが、京都精華学園はインサイドの#15リッツに託して得点し、残り1分22秒で60-51に。9点差を追う東海大付福岡は、3Pシュートを放っていったが、リングに嫌われてしまう。結果、京都精華学園が60-51で勝利し、2年ぶり4度目の優勝を果たした。
オンコートインタビューで、キャプテンの#4満生は「まずはホッとしています。周りを信じてここまでやってこられて良かったです」と安堵の表情を見せた。大黒柱の吉田を欠く中でチームをまとめる立場となったが、「自分だけでなく周りが助けてくれて、全員で声を掛け合えました」と仲間に感謝。勝因についても「ディフェンスやルーズボール、リバウンドを徹底し、全員で結束できたこと」と振り返った。
また、要所で3Pシュートを決めた#7谷も「ここ数か月は負けることが多く苦しい時期もありましたが、みんなで耐えてきて良かったです」と喜びを口にした。前の試合までは調子が上がらず苦しんだというが、「『お前は入るから大丈夫だ』という理事長先生の言葉と、自分自身を信じて打ち続けてきて良かったです」と明かした。
新チーム発足当初はまとまりを欠く時期もあったというが、満生や谷ら3年生が中心となって結束力を高め、見事に頂点へとたどり着いた京都精華学園。満生は「ウインターカップやトップリーグもあるので、もっと練習して結束し、強くなれるように全員で頑張っていきたいです」と、さらなる高みへ向けて意気込みを語った。


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写真/中村麻衣子(月刊バスケットボール)









