月刊バスケットボール9月号

北陸が中部大第一との激戦を制す!泥臭いプレーで突き放し決勝進出 [近畿インターハイ2026]

4Qの勝負どころ、北陸は#1岩門和樹が値千金の3Pシュートを射抜いた

終盤の猛追を振り切った北陸が2019年以来の決勝へ


8月1日、近畿インターハイ5日目、男子準決勝で、北陸(福井)と中部大第一(愛知)が対戦。北陸ペースで進んだ試合、中部大第一は3Q、一旦逆転に成功したがリードを守ることはできず。勝負の4Qで抜け出した北陸が79-74で激戦を制し、2019年以来となる決勝進出を決めた。

北陸は前回大会もベスト4に駒を進めたものの、八王子学園八王子(東京)に惜敗し3位に終わった。久井茂稔コーチは「チームには、特別なスター選手はいません。だからこそ、立ち返るべきはウチのチームらしく徹底して泥臭くやること。そして、スタッツには表れない泥臭いプレーへの意識付けを徹底することだと思います」と、自分たちらしさを出すことの大切さを語っている。一方、3年ぶりのベスト4となった中部大第一は#4島田康大朗、#5馬越光希、#7音山繋太という世代屈指の才能を擁するチームだ。

北陸はまず#00カベンゲレ・ウイブン・ジョナタンが連続得点。中部大第一は#5馬越光希のシュートでチーム初得点を奪う。北陸はその後、#17緑川晴斗が攻防で活躍。先に2桁に到達するが、中部大第一も#4島田康大朗が連続得点し返す。残り5分を切ったところで北陸の14-7となった。そこから北陸はディフェンスからチャンスを掴むと、#88須藤祐海、#3大釜一順のレイアップなどで加点し22-9とリードを2桁に乗せた。
その後、中部大第一は#4島田が3Pシュートを成功。北陸の22-12で1Qを終えた。



2Q、互いにアップテンポな攻防が展開される。その中で中部大第一は#7音山繋太の3Pシュート、#8ジョベ・ハマドの速攻、#5馬越のフリースローなどで加点。じりじりと点差を縮め、残り5分で1点差に迫ったが、北陸は逆転を許さない。苦しいオフェンスの時間が続いていたが、ペイントアタックから得点につなげて僅差リードを保つ。ラストプレーで、中部大第一#7音山にブザービーターとなる3Pシュートを決められたが、40-37でハーフタイムを迎えた。





3Q前半はディフェンスが目立つ展開に。開始4分、中部大第一は#11山本夏生のバスケットカウントなどで43-43と追いついた。そして残り5分を切った所、#5馬越がスティールからダンクを決めて47-46と逆転。北陸はここでタイムアウトをコールすると8-0のランを作って再逆転。#30島田弥秋が2本の3Pシュートを沈めるなどで再びリードを握る。中部大第一は#7音山が3Pシュート、フリースローと得点源になったものの、クォーター終盤、北陸がスピードを生かして加点。60-51として3Qを終えた。



4Q立ち上がり、北陸は#1岩門和樹が3Pシュートを沈めると速い展開から得点を重ね、リードを2桁に広げた。ここで中部大第一はタイムアウトを取ると、ゾーンディフェンスに切り替えた。すると北陸のターンオーバーを誘発し、#4島田がバスケットカウント、3Pシュートと連続得点。7点差としたが、北陸も直後に#30島田がコーナースリーを入れ返した。



70-62、北陸リードで残り5分を迎えた。決められたら決め返すという中で点差は縮まらず。残り4分を切ったところ、中部大第一は#5馬越がコーナースリーを成功。7点差に縮めた。
さらに残り2分半、中部大第一は8秒バイオレーションを奪うと、#8ハマドがゴール下で決めて5点差に。残り1分半、北陸にターンオーバー。続く中部大第一のオフェンスで、#8ハマドがファウルをもらったが、フリースローを決められず。それでも、直後、北陸にまたターンオーバーが生まれてしまった。



残り1分を迎えた中、中部大第一は#8ハマドがバスケットカウントを決めて71-74に迫る。続く北陸のオフェンス、#1岩門が右ウイングからディープ3Pシュートを打ち抜き、リードを6点に拡大。残り26.5秒、タイムアウトをコールした中部大第一は、#7音山が体勢を崩しながら3Pシュートを射抜き、3点差に。北陸はこのあと#1岩門がファウルをもらったが、フリースローは決められず。リバウンドを奪った中部大第一だが、ここで痛恨のターンオーバーが生まれてしまった。再びファウルをした中部大第一だが、北陸#1岩門は2本決めて勝負あり。そのまま逃げ切って79-74で勝利。2019年以来となる決勝進出を決めた。

明日の決勝では、開志国際(新潟)に逆転勝ちした福岡大附大濠(福岡)と対戦する。












写真/中村麻衣子(月刊バスケットボール)

PICK UP

RELATED