山本麻衣がWNBA王者ラスベガス・エーシズと契約! 日本人5人目のデビューを果たす

WNBA覇者エーシズへの電撃加入と念願のデビュー
7月17日(現地時間)、WNBA昨季王者のラスベガス・エーシズは、女子日本代表ガードの山本麻衣との契約を発表した。契約期間は今シーズンの残りとなる。山本は今年4月26日に行われた同チームとのプレシーズンゲームで、7本の3Pシュートを含む24得点をマークし、指揮官やチーム関係者に大きなインパクトを残していた。今回の契約により、山本は萩原美樹子、大神雄子、渡嘉敷来夢、町田瑠唯に続く、日本人5人目のWNBAプレーヤーとなった。
そして7月28日、本拠地のネバダ州ラスベガスで行われたファイア戦で、山本はさっそくコートに立った。チームが94-78とリードして迎えた4Q残り3分10秒から途中出場。試合終了までプレーし、シュートを1本放ったものの初得点はお預けとなったが、試合は98-83でエーシズが勝利を収めている。
トヨタ自動車アンテロープスでWリーグ連覇に貢献し、今シーズンから新リーグ「プロジェクトB」への参戦を表明していた山本。3x3では2019年のFIBA U23 3x3ワールドカップで日本史上初となる金メダルを獲得し、5人制でも2021年のFIBA女子アジアカップ金メダル、2024年のパリオリンピック出場など、確かな実績を残してきた。さらに、今年トルコで開催された2026年FIBA女子ワールドカップ世界最終予選では、1試合平均15.0得点、3.6アシストの活躍でオールスターファイブに選出され、日本の出場権獲得をけん引している。
以前、弊誌のインタビューで山本は、「私の最終的な目標はWNBAでプレーすることです。その目標に少しでも近付くためには、海外の選手たちとシーズンを通して日常的に戦い、経験を積むことが極めて重要だと感じていました」と、強い思いを語っていた。2025年2月にはダラス・ウィングスと契約したものの、開幕前にウェイブ(契約解除)を経験した過去があるだけに、今回の契約とデビューは大きな一歩となる。
4月のプレシーズンゲーム後には「満員の会場で、大観衆の前でプレーでき、何よりも本当に楽しかったです。あのような環境で自分も日常的にプレーしたいという思いが、この2試合を通じてより一層強くなりました」と、WNBAへの憧れを強く口にしていた。ついにその夢の舞台に立ち、日常的に世界最高峰の選手たちと競い合う環境を手に入れたのだ。ここからどんな成長を見せ、どんなプレーでファンを魅了してくれるのか。163cmの小さな司令塔のさらなる挑戦に、大きな期待が寄せられている。

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)









