琉球 U16とNengren U16が優勝決定戦の切符をつかむ![インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026]

見応えある対戦が多かった予選グループ戦2日目
7月29日、「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026」(東京・ひがしんアリーナ)は大会2日目を迎え、予選グループ戦の残り6試合を開催。各グループの順位が決まり、琉球ゴールデンキングス U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 1位)とNengren Vocational School U16(チャイニーズ・タイペイ)が優勝決定戦に進むことが決まった。
5回目の開催となる今大会は、国内の出場枠がこれまでの4チームから6チームへと拡大。「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」の上位6チームと、海外から招待されたチャイニーズ・タイペイのNengren Vocational School U16(以下Nengren U16)、初招聘となるフィリピンのGilas Pilipinas U16 Menを合わせた計8チームが出場している。B.LEAGUEが掲げる「世界に通用する選手やチームの輩出」というミッションのもと、U16世代の選手たちがアジアのトップレベルを相手に持てる力をぶつけ合い、最終日に向けて自らの現在地を確かめる好ゲームが相次いだ。
大激闘!琉球 U16が延長の末に千葉J U16を下して1位を奪取[グループA]
グループAは、4チームの混戦を制した琉球 U16が首位通過を果たした。
DAY2初戦でGilas Pilipinas U16 Men(フィリピン)と対戦した琉球 U16は、#12大城瑛士と#95川満佑絃の強力ダブルエースがオフェンスをけん引。リバウンドでは42-65と相手の高さに苦しめられたものの、激しいディフェンスで14本のターンオーバーを引き出すと、#12大城が36得点、#95川満が26得点を挙げて73-66で強豪フィリピン代表候補を退けた。

「スコアよりもチームを勝たせることが目標」と語った琉球 U16#12大城瑛士
36得点をマークした琉球 U16の#12大城は、「球際で絶対に負けないという共通認識を持って臨みました。さらに課題をハーフタイムやタイムアウトで修正でき、チーム全員の意識が乗っかって勝てた試合だと思います」と語ると「(36得点という)スコアよりもチームを勝たせることが目標。ミスをしても下を向かず、いい影響をもたらしたいと思っていました」とエースの自覚をのぞかせた。
続く第3試合では、琉球 U16と千葉ジェッツ U16がオーバータイムに及ぶ大激闘を展開。1試合目でフル稼働した#12大城が太ももの痛みを抱えながらも志願出場し、#95川満とともに奮闘。千葉J U16も#1中本颯汰を軸としたオフェンスで一歩も引かず、79-79でオーバータイムに突入。その延長でも一進一退の攻防となったが、最後は#12大城が勝負がかかるフリースローを沈め、琉球 U16が90-88で劇的な勝利を飾った。

千葉J U16のエース#1中本、オーバータイムでも得点力を発揮

指揮をとった琉球 U16新号健ACは選手たちの成長を讃えた
高1を擁する千葉J U16に対し、中3以下のU15メンバーで挑んだ琉球 U16の新号健ACは「きつい時間帯でも下を向かず、選手たちから『次、次!』と声が出て全員で助け合っていました。トップチームに通じる『みんなで助け合う』バスケットが体現できていたと思います」と、激戦を制した選手たちの成長を称えた。
一方、第5試合ではGilas U16 Menが立川ダイス U15を105-79で圧倒した。序盤から圧巻のインサイドアタックを展開したGilas U16 Menは前半だけでペイント内50得点を記録。立川も#24細川琉生や#12小畑歩夢、#77髙橋直寛らの3Pシュートで食らいついたが、終始主導権を握り続けたGilas U16 Menが貫禄の2勝目を挙げた。

Gilas U16 Men のROLAND REY FAJARDO SANTOS HC
Gilas U16 MenのROLAND REY FAJARDO SANTOS HCは「対戦した日本チームはどこもスタイルは違いますが、一様に言えるのは全員が非常に規律正しいということです。今大会は公式戦のプレッシャーや逆境の中で選手たちの反応を見極める素晴らしい機会となっています」と収穫を語った。

立川 U15の三澤HCは「チャレンジはできた」と収穫を語った
一方、大会初戦で琉球 U16を下しながらもグループ4位に終わった立川 U15の三澤佑介HCは「海外チームのスピードや高さ、フィジカルに最初は戸惑いましたが、後半は対応してチャレンジできました。ジュニアウインターカップ(全国U15バスケットボール選手権大会)予選に向けて見つかった課題を修正していきたいと思います」と前を見据えた。
この結果、2勝1敗で並んだ琉球 U16とGilas U16 Menは直接対決の結果により琉球 U16が1位、Gilas U16 Menが2位に。また、1勝2敗で並んだ千葉J U16と立川 U15も直接対決の結果により千葉J U16が3位、立川 U15が4位となり、明日の順位決定戦に進む。
Nengren U16が全勝で首位通過!#6チー「明日の優勝決定戦もとにかく勝ち切る」 [グループB]
グループBでは、チャイニーズ・タイペイの強豪Nengren Vocational School U16が圧巻のパフォーマンスを披露し、無傷の3連勝でグループ1位を決めた。
本日第2試合で行われたNengren U16とライジングゼファー福岡 U16による対戦は、目まぐるしい展開の攻防となった。1Qは福岡 U16が#41内田拓道や#23篠塚琉輝の3Pシュートで先行したが、Nengren U16も#9ホエイチン・シャオや#13チェンハン・グアンの長距離砲で対抗し追いつく。2Qに入るとNengren U16がリードを作り、46-35で折りえした。前半リバウンドで後手に回った福岡 U16は後半に反撃を仕掛ける。「みんなでリバウンドから走って得点にいこうと話をしていました」という#23篠塚の言葉通り、セカンドチャンスを着実にものにしていくと3Q残り3分で5点差まで迫る。その後も一進一退の攻防となったが、#23篠塚は4Qの勝負どころでオフェンスをけん引。連続得点で残り24秒に3点差まで迫った。しかし、Nengren U16は試合終了間際に#9シャオが劇的な3Pシュートを沈めて勝負あり。Nengren U16が81-76の接戦を制して2勝目を挙げた。

福岡 U16の#23篠塚琉輝
終盤に強烈なアタックを見せた福岡 U16の#23篠塚は、「ドライブされた時のカバーを早くすることをチームで意識していました。リバウンドから走るオフェンスは後半、できていたかなと思います」と語った。
福岡 U16は、続く第4試合でファイティングイーグルス名古屋 U16と対戦。1Qから20-9と好スタートを切ると、後半3Qには#10河口駿也が10得点と活躍して一気に点差を拡大。83-48で快勝し、通算成績を2勝1敗とした。

チームの成長を感じると語った福岡 U16の#41内田拓道
福岡 U16の司令塔#41内田は、「今大会の試合を重ねるごとに、チーム全員が積極的に攻められるようになったと感じています。(明日の)順位決定戦に向けて、チーム全体でしっかり切り替えて臨みたいです」と前を向いた。
第6試合では、Nengren U16が佐賀バルーナーズ U16と激突。1Qこそ#5大津優真や#4武富廉が得点源となった佐賀 U16が22-18とリードしたものの、2Q以降はNengren U16が激しいディフェンスプレッシャーでミスを誘発。得意のアップテンポな展開に持ち込み、後半さらにリードを広げたNengren U16が88-72で快勝。この結果、グループBは全勝のNengren U16が1位、2勝1敗の福岡 U16が2位、1勝2敗の佐賀 U16が3位、3敗のFE名古屋 U16が4位となり、全順位が確定した。

Nengren U16#6ミンジー・チー
全勝通過に貢献したNengren U16のキャプテン#6ミンジー・チーは「日本の選手たちはスピードがとても素晴らしく、ディフェンスもハードで諦めない姿勢を感じていました」と対戦相手をリスペクトすると、優勝決定戦に向けて「明日の優勝決定戦は、とにかく勝ち切りたいです。積極的なプレーを貫いて、彼ら(琉球 U16)に負けたくありません」と決意を語った。

チームを引っ張ったFE名古屋 U16#35平山陽翔
■インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026大会概要

【開催日程】 2026年7月28日(火)~30日(木)
【会場】 ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)
【出場チーム】
<グループA>
琉球ゴールデンキングス U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 1位)
立川ダイス U15(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 4位)
千葉ジェッツ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 5位)
Gilas Pilipinas U16 Men(フィリピン)
<グループB>
ライジングゼファー福岡 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 2位)
佐賀バルーナーズ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 3位)
ファイティングイーグルス名古屋 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 6位)
Nengren Vocational School U16(チャイニーズ・タイペイ)
【大会形式】 2グループ(1グループ4チーム)に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに順位決定戦を実施。
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u16-challengecup-2026
【配信予定】 B.LEAGUE公式YouTube(https://www.youtube.com/playlist?list=PLNB40jeRGJ5s)
【試合スケジュール】
■7月28日(火)
[A]Gilas U16 Men(1勝) 91-81 千葉J U16(1敗)
[B]Nengren U16(1勝) 91-68 FE名古屋 U16(1敗)
[A]立川 U15(1勝) 82-71 琉球 U16(1敗)
[B]佐賀 U16(1敗) 66-103 福岡 U16(1勝)
[A]千葉J U16(1勝1敗) 84-70 立川 U15(1勝1敗)
[B]FE名古屋 U16(2敗) 83-91 佐賀 U16(1勝1敗)
■7月29日(水)
[A]琉球 U16(1勝1敗) 73-66 Gilas U16 Men(1勝1敗)
[B]福岡 U16(1勝1敗) 76-81 Nengren U16(2勝)
[A]千葉J U16(1勝2敗) 88-90 琉球 U16(2勝1敗)
[B]FE名古屋 U16(3敗) 48-83 福岡 U16(2勝1敗)
[A]Gilas U16 Men(2勝1敗) 105-79 立川 U15(1勝2敗)
[B]Nengren U16(3勝) 88-72 佐賀 U16(1勝2敗)
<グループA>
1位:琉球 U16(2勝1敗)※直接対決の勝敗により1位
2位:Gilas U16 Men(2勝1敗) ※直接対決の勝敗により2位
3位:千葉J U16(1勝2敗) ※直接対決の勝敗により3位
4位:立川 U15(1勝2敗) ※直接対決の勝敗により4位
<グループB>
1位:Nengren U16(3勝)
2位:福岡 U16(2勝1敗)
3位:佐賀 U16(1勝2敗)
4位:FE名古屋 U16(3敗)
■7月30日(木)
9:30 立川 U15(A4位)×FE名古屋 U16(B4位)
11:15 千葉J U16(A3位)×佐賀 U16(B3位)
13:00 Gilas U16 Men(A2位)×福岡 U16(B2位)
14:45 琉球 U16(A1位)×Nengren U16(B1位)

写真/吉田宗彦、山岡邦彦(月刊バスケットボール)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボール)









