「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026」が7/28に開幕! B.LEAGUEの若き精鋭がアジアの強豪に挑む

前回大会となるインフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2025 Aug.で優勝したSR渋谷 U16(現東京SR)
世界への登竜門、U16カテゴリーでアジアの強豪と激突
7月28日(火)から30日(木)の3日間にわたり、東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)にて「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026」が開催される。本大会は、B.LEAGUEが掲げる「世界に通用する選手やチームの輩出」というミッションのもと、U16世代の選手たちに国際試合の経験を提供することを目的としている。今回が5回目の開催となり、2022-23シーズンからエントリー年齢を15歳から16歳へと引き上げて実施となっている。
最大の注目は、国内の出場枠がこれまでの4チームから6チームへと拡大されたこと。今大会は、3月に行われた「インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026」の上位6チームと、海外招待の2チームと合わせて、計8チームが頂点を争う。
海外からの招待チームも非常に強力だ。昨年の同大会でベスト4という好成績を残したチャイニーズ・タイペイのNengren Vocational School U16が今年も参戦。さらに、フィリピンのU16カテゴリー男子代表候補チームであるGilas Pilipinas U16 Menが初招聘された。アジアのトップレベルを肌で感じ、プレースタイルやフィジカルの異なる相手と対戦できるこの大会は、B.LEAGUEのユース選手たちにとって自身の現在地を知り、さらなる成長へとつなげる絶好の機会となる。大会形式は、4チームずつ2つのグループに分かれて総当たりの予選リーグを行い、その順位をもとに最終日の順位決定戦を実施する。初日から息の抜けない激しい戦いが予想される。
[グループA] 王者・琉球 U16とフィリピンの強豪が激突する注目グループ
グループAには、「インフロニアU15 CHAMPIONSHIP 2026」王者の琉球ゴールデンキングス U16、初のベスト4進出と躍進した立川ダイス U15、個々の高い能力で存在感を示した千葉ジェッツ U16、そしてフィリピンのGilas Pilipinas U16 Menが顔をそろえる。
まず注目すべきは、琉球 U16だろう。激しいディフェンスから展開する超高速バスケを武器に、インフロニア U15 CHAMPIONSHIPでは他を圧倒した。その中心選手となるのが、PG/SGの#12 大城瑛士(182cm/中3)である。高いバスケIQとアグレッシブなディフェンス、高確率の3Pシュートでチームをけん引する大城は、3月の大会で下級生(当時中2)ながら唯一の大会ベスト5に選出された逸材。U16区分となるが、オール中学生で挑む琉球、遂行力の高いバスケで今大会でも席捲するだろうか。

インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP大会ベスト5となっている琉球 U16#12 大城瑛士(182cm/中3)
続いて立川 U15は、機動力を生かした激しいディフェンスから速攻を展開するスタイルが持ち味。注目したいのは司令塔のPG #77髙橋直寛(中3)だ。168cmと決してサイズはないが、俊敏なフットワーク、スピードを武器にチャンスを作る。また、闘志あふれるプレーも特徴で、チームに勢いをもたらす存在でもある。インフロニア U15 CHAMPIONSHIPでは、チーム史上初のベスト4進出という快挙を成し遂げた。フィリピン代表候補の高さやフィジカルに対して、持ち前のスピードとチームワークでどのように対抗していくのかが見どころとなる。琉球と同じく中学生のみで大会出場となるため、若き勢いに期待したい。

インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP準優勝の立川ダイス U15
そして千葉J U16は、多彩なタレントを擁する個性派集団である。中でもSGの#1中本颯汰(188cm/高1)は、恵まれた身体能力を生かした力強いリバウンドでインサイドを支えつつ、ハンドリングの良さを生かしてアウトサイドからも仕掛けることができるダイナミックなプレーヤー。キャプテンで司令塔の#11 鈴木洸幸(174cm/高1)との連係も見どころだ。

千葉J U16#1中本颯汰(188cm/高1)は恵まれた身体能力を持つ
フィリピンから参加のGilas Pilipinas U16 Menは、高い身体能力と個人技を併せ持つと前評判が高い。チームキャプテンを務める#25 SAMUEL (Sam) ESOMCHI (190cm/15歳)は、同世代において支配的なビッグマンであり、強靭なフィジカルを生かしたインサイドでの得点力とリバウンドを誇る。また、ガードの#1 DWYNE MADRIGAL (185cm/15歳)はチーム随一の多才なスコアラーであり、アウトサイドシュートはもちろん、リング周りでの巧みなフィニッシュも兼ね備えている。B.LEAGUEユースが、圧倒的な個人技とフィジカルに対してどんなディフェンスを見せるかも注目となりそうだ。
[グループB] 九州の強豪とNengrenがしのぎを削る激戦グループ
グループBには、インフロニア U15 CHAMPIONSHIP 2026準優勝のライジングゼファー福岡 U16、同3位の佐賀バルーナーズ U16、そしてU15 CHAMPIONSHIP初代王者のプライドを持つファイティングイーグルス名古屋 U16と、昨年ベスト4であるNengren Vocational School U16(チャイニーズ・タイペイ)が入った。
福岡 U16は、インフロニア U15 CHAMPIONSHIPの決勝で琉球 U16に敗れたものの、その実力は折り紙付き。オフェンスの要となるのは、PG/SGの#41 内田拓道(180cm/中3)だ。卓越したスキルと優れた判断力を持ち、自ら得点を狙うだけでなく周囲を生かすゲームメイクにも長けている。決勝戦では下級生(当時中2)ながらチームハイの14得点を記録するなど、大舞台での強さも証明済みだ。

福岡 U16は#41 内田拓道(180cm/中3)は卓越したスキルと優れた判断力を持つ
佐賀 U16は、チーム一丸となった泥臭いディフェンスとリバウンドからのトランジションオフェンスを身上とする。注目したいのはSG/SFの#5 大津優真(176cm/高1)。インフロニア U15 CHAMPIONSHIPの3位決定戦では、接戦となった終盤に連続して3Pシュートを沈め、チームを勝利に導くという無類の勝負強さを見せつけた。今大会でも、競り合いの場面で彼のアウトサイドシュートがチームを救うことになるだろう。

3Pシュートが武器の佐賀 U16#5大津優真(176cm/高1)
FE名古屋 U16は、ポジションアップを見据えた育成を行っており、個々の突破力と連動したオフェンスが魅力のチームだ。SG/SFの#35 平山陽翔(182cm/中3)は、果敢なペイントアタックから得点を量産する生粋のスコアラー。リバウンドへの意識も高く、インフロニア U15 CHAMPIONSHIPでは強豪の琉球 U15相手にダブルダブルを記録するなど、ゴール下での存在感も際立っている。3Pシュートを武器にオフェンスの柱を担いつつ、ディフェンスでもリバウンドに貢献する#3 西田湊(187cm/中学3年生)ら同級生と共にチームを引っ張り、海外チームの高さに対してアグレッシブに攻め込む姿勢に期待したい。

生粋のスコアラーであるFE名古屋 U16#35 平山陽翔(182cm/中3)
迎え撃つNengren Vocational School U16は、チャイニーズ・タイペイ特有の組織的なディフェンスと、トランジションの速さが際立つチーム。昨年の大会でも日本のユースチームを大いに苦しめ、見事ベスト4に進出している。B.LEAGUE勢は、彼らの組織力とスピードにいかに対応し、自分たちのペースに引きずり込めるかが勝負の分かれ目となる。
未来の日本代表候補たちが世界基準を体感する3日間
「インフロニア B.LEAGUE U16 CHALLENGE CUP 2026」は、単なる勝敗を決める大会以上の意味を持っている。育成年代において、異なるバスケットボール文化や、プレースタイル、フィジカル基準を持つ海外チームと真剣勝負ができる経験は、選手たちのその後のキャリアにおいてかけがえのない財産となる。
B.LEAGUEの各クラブが育成組織の強化に注力し、指導体制や環境が整ってきたことで、ユースチームの競技レベルは年々飛躍的に向上している。インフロニア U15 CHAMPIONSHIP 2026での激闘を経て、さらに一段ステップアップしたB.LEAGUE U16選手たちが、アジアの同年代のトップレベルに対してどこまで通用するのか。そして、どのような課題を見つけ、未来へとつなげていくのか。
日本のバスケットボール界の未来を担う若き才能たちが集うひがしんアリーナで、3日間にわたる熱き戦いの幕が切って落とされる。世界への扉をたたく彼らのプレーを、ぜひその目に焼き付けてほしい。
■インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026大会概要

【開催日程】 2026年7月28日(火)~30日(木)
【会場】 ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)
【出場チーム】
<グループA>
琉球ゴールデンキングス U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 1位)
立川ダイス U15(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 4位)
千葉ジェッツ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 5位)
Gilas Pilipinas U16 Men(フィリピン)
<グループB>
ライジングゼファー福岡 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 2位)
佐賀バルーナーズ U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 3位)
ファイティングイーグルス名古屋 U16(インフロニア B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2026 6位)
Nengren Vocational School U16(チャイニーズ・タイペイ)
【大会形式】 2グループ(1グループ4チーム)に分かれて予選リーグを開催。予選リーグの順位をもとに順位決定戦を実施。
【特設サイト】 https://www.bleague.jp/u16-challengecup-2026
【配信予定】 B.LEAGUE公式YouTube(https://www.youtube.com/playlist?list=PLNB40jeRGJ5s)
【試合スケジュール】
■7月28日(火)
9:30 Gilas Pilipinas U16 Men×千葉ジェッツ U16
11:15 Nengren Vocational School U16×ファイティングイーグルス名古屋 U16
13:00 立川ダイス U15×琉球ゴールデンキングス U16
14:45 佐賀バルーナーズ U16×ライジングゼファー福岡 U16
16:30 千葉ジェッツ U16×立川ダイス U15
18:15 ファイティングイーグルス名古屋 U16×佐賀バルーナーズ U16
■7月29日(水)
9:30 琉球ゴールデンキングス U16×Gilas Pilipinas U16 Men
11:15 ライジングゼファー福岡 U16×Nengren Vocational School U16
13:00 千葉ジェッツ U16×琉球ゴールデンキングス U16
14:45 ファイティングイーグルス名古屋 U16×ライジングゼファー福岡 U16
16:30 Gilas Pilipinas U16 Men×立川ダイス U15
18:15 Nengren Vocational School U16×佐賀バルーナーズ U16
■7月30日(木)
9:30 グループA 4位×グループB 4位
11:15 グループA 3位×グループB 3位
13:00 グループA 2位×グループB 2位
14:45 グループA 1位×グループB 1位

文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)









