月刊バスケットボール8月号

Bリーグ

2026.07.17

Bリーグ、2025-26シーズンの総入場者数が過去最多の548万人を突破と発表

新アリーナとB2の躍進がリーグの底上げに直結


Bリーグの島田慎二コミッショナーが7月14日に行われた理事会に関するメディアブリーフィングに登壇し、2025-26シーズンのマーケティングレポートならびに最新の入場者数実績を発表した。

発表されたデータによると、2025-26シーズンのB1およびB2の総入場者数(ポストシーズン、オールスターを含む)は、前年対比113%となる548万168人に到達した。Bリーグが開幕した2016-17シーズンからの10年間を振り返ると、コロナ禍での大きな落ち込みこそあったものの、その後は急上昇を見せている。結果として、リーグ創設時と比較して約2.5倍という驚異的なペースで右肩上がりの成長を遂げている。





今回のレポートにおいて、特に島田コミッショナーが力説したのがB2リーグの躍進だ。これまでB2は集客面で苦戦を強いられるクラブも少なくなかったが、今季はB2全体の平均入場者数が初めて3000人の大台を突破した。



その背景には、各クラブの地道な営業努力に加え、アリーナ環境の劇的な改善がある。今季のB2平均入場者数でトップに立ったのは、新アリーナ「GLION ARENA KOBE」をオープンさせた神戸ストークスだ。さらに福井ブローウィンズなどの奮闘も光り、B2の熱がかつてないほど高まっている。島田コミッショナーは「B1が平均5000人超え、B2が平均3000人超えとなり、改めてB2の頑張りが全体の数字を引き上げていると感じています」と、その躍進を高く評価した。



一方、B1全体の平均入場者数も5,171人(前年比プラス259人)となり、順調に数字を伸ばしている。クラブ別に見ると、名古屋ダイヤモンドドルフィンズが昨季から倍増となる平均1万人超え(10,281人)を記録してトップに立った。これに千葉ジェッツ(10,093人)が続き、国内バスケットボール界で「平均1万人」という新たな基準が現実のものとなりつつある。

アルバルク東京(8,593人)なども上位に食い込んでおり、観客席のキャパシティが大きく、エンターテインメント性に優れた新アリーナをオープンさせたクラブが軒並み上位を独占している。観戦環境の向上が集客と事業成長に直結していることが、明確なデータとして表れている。2026年秋からスタートする「B革新」に向け、各クラブの集客力とリーグ全体の事業基盤は着実に強化されつつある。





文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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