月刊バスケットボール7月号

NBA Rising Stars Invitational、シンガポールで開幕!日本からは鳥取城北男子、精華女が出場

八村塁などゲストと全選手が記念撮影

女子は日本勢が大会2連覇なるか

アジア太平洋地域の高校王座を決める「NBA Rising Stars Invitational」が6月23日、シンガポールのOCBCアリーナで開幕した。同地域11の国と地域の予選を勝ち抜いた男女各12チームがしのぎを削る。日本からは、3月の予選で優勝した男子の鳥取城北(鳥取)、精華女(福岡)が出場。アジア各国の強豪たちに挑む。

NBAが主催の今大会は、今年が第2回目。男女それぞれ4グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1位が決勝トーナメントへ進出。トーナメント方式でナンバーワンを決める。

初開催だった昨年は、日本から男子の福岡大附大濠、女子の京都精華学園が推薦で出場。京都精華学園は初代女王に輝き、福岡大附大濠は準決勝で優勝チームに敗れた。昨年に引き続き日本勢が頂点に立つか、戦いぶりに注目したい。

男女各4チームで争われた日本予選で、鳥取城北は1回戦で福岡第一に61-50で勝利。続くファイナルは東山に82-59で勝ち、エース福元源士を中心に高い攻撃力を示した。

精華女は1回戦で昨年のチャンピオン、京都精華学園を64-56で破ると、福岡対決となった決勝は東海大付福岡との接戦に44-42で勝利し、本戦出場を決めた。2年生エース後藤帆乃果や司令塔内八重智夏、189cmの留学生ブバ・アイシャ・エジネを軸に堅実な守備、3Pシュートを武器とする。

精華女はインターハイ福岡県予選でライバル東海大付福岡に敗れており、夏の全国はない。一方、鳥取城北はインターハイ出場を決めているものの、先の中国ブロック大会決勝で岡山商科大附に惜敗。中国チャンピオンと、ウインターカップにおける鳥取県の増枠を逃した。

それぞれ大会に臨むバックグラウンドは異なるが、世界に挑む中でインターハイ、ウインターカップに向けた課題を見つけ、レベルアップする良い機会にしたいところだ。

八村塁が特別参加、「虎になれ」「もっとアグレッシブに」とアジアの選手にエール

初日のセレモニーでは、アイドルやパフォーマーが会場を盛り上げ、出場全チームの選手たちが入場。日本の2チームも、ド派手な演出の中、コートに整列した。会場にはNBAのジャージーを身に着けた観客が多く、シンガポールにおけるNBAの盛り上がりを強く感じさせた。

今大会は八村塁(レイカーズ)が特別参加する。会場から大声援を受けて登壇した八村はセレモニーで「ゴンザガ大のコーチはいつも僕に「虎になれ」と言っていた。もっとアグレッシブにならなきゃいけない。そういうことを今の若い子たちにもっと学んでほしい」と全選手に激励。

終了後、報道陣の取材に対応した八村は、「こういう機会が、僕が高校の頃からあればよかった。アジアのいろいろな国から集まって試合ができるのは特別なこと。その中で自分のレベルや、これから先何をしなければいけないかを意識しながらやってほしい」と日本勢の活躍に期待した。

このほか、元NBA選手のミッチ・リッチモンド氏(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)、ジェレミー・リン氏(元ニューヨーク・ニックスほか)、WNBAチャンピオンのローレン・ジャクソン氏(シアトル・ストーム)参加。クリニックも予定されており、豪華布陣で大会を盛り上げる。

大会はエンタメ要素も強く、最終日の28日にはK-POPボーイズグループ「LNGSHOT」が会場でライブを開催。

「NBA Rising Stars Invitationalの一員となり、地域各地から集まる若いアスリートやファンの皆さんと交流できることをとても楽しみにしています。
LNGSHOTというグループのコンセプトは、常に“自分自身のチャンスに挑戦すること(taking your shot)”、自分を信じること、そして周囲の期待を超えて前進することです。
それは、この大会で競い合うアスリートたちに通じるものがあり、私たちが日々音楽を通じて届けようとしているメッセージでもあります。シンガポールでファンや選手の皆さんにお会いし、自信と自分らしさを持って自分自身の道を切り開いている世代を一緒に祝えることを楽しみにしています」

とコメントしている。

日本勢の初戦はいずれも24日で、プールAの精華女が午後4時からHwa Chog Institution(シンガポール)と、プールDの鳥取城北が午後6時からHwa Chog Institution(シンガポール)と戦う(いずれも日本時間)。

【日本勢の日程】

<男子>
6月24日午後6時~ Hwa Chog Institution(シンガポール) 対 鳥取城北 
6月25日午後8時~ 鳥取城北 対 Far Eastern University-Diliman High School(フィリピン)
(勝ち進んだ場合)
6月26日午後7時~ 準決勝 プールC勝者
6月28日午後6時~ 決勝

<女子>
6月24日午後4時~ Hwa Chog Institution(シンガポール) 対 精華女 
25日午後4時~ 精華女 対 Heep Vunn School(香港)
(勝ち進んだ場合)
6月26日午前11時~ 準決勝 プールB勝者
6月28日午後3時~ 決勝
(日本時間)

文/磯野雄太郎(月刊バスケットボール)

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