月刊バスケットボール7月号

Bリーグ

2026.06.21

【インタビュー】最年長46歳の五十嵐圭「体はしんどくなっても気持ちの部分は変わらない」

現役最年長の五十嵐圭は、日本のバスケットボール界の急速な発展の歴史を「底」の時期からトッププレーヤーとして歩んできた功労者の一人だ。故郷のチームである新潟アルビレックスBBには、Bリーグ時代の10年間のうち7年間在籍しているが、その時間を振り返る言葉には、今後のさらなる発展に向けた期待とバスケットボールへの愛情が込められている。


こちらのインタビューは『月刊バスケットボール2026年8月号』掲載の冒頭です。全文は誌面にてご覧ください。

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──この10年間はご自身にとってどんな10年間でしたか?

Bリーグ初年度に故郷の新潟アルビレックスBBに加入して5シーズン、その後群馬クレインサンダーズに移籍して3シーズン、そして新潟に戻ってB3で戦う2シーズン。10年のうち7年過ごした新潟の印象が強いですね。群馬にはB2からB1に上がった年に移籍したので、群馬のB1初年度の戦いとアリーナの立ち上げに身を置くことができました。

新潟での7年間も群馬での3年間も、自分にとってはすごく濃い時間でした。36歳で新潟入りして、まさか 10年後にまだ自分がプレーしているとは思わなかったですけど、ありがたいことにいろいろな方々のサポートで、こうして今でもコートに立てています。これは自分一人ではなく周りの方々のおかげ。改めてそういう方たちに感謝しなければいけないなと思います。

──B1からB3まで含めて最年長プレーヤー。ここまで続けられた理由はどんなことだと考えていますか?

まずは、自分自身バスケットボールが好きだということ。その上で、自分を必要としてくれるクラブがあることが非常にありがたいですね。Bリーグ初年度の新潟入り、群馬への移籍、再び新潟に戻ってきたときのそれぞれで自分を必要としてくれましたが、自分自身もそのときどきの所属クラブを良くしようと最大限やってきました。プレーヤーとしてはもちろん、オフコートでもそれは同じです。

──同い年の田臥勇太選手(宇都宮)が現役を続けていることは、ご自身のモチベーションにもつながっていますか?

すごく意識しているということはないですけど、同い年の彼が現役を続けていることはもちろんいい刺激になっています。数年前に彼と話をしたときも、まだまだ彼も現役を続けるんだろうから自分も続けていきたいと思ったものです。

同級生ということで、高校生の頃から彼の存在は自分にとってすごく大きかったですし、NBAに挑戦した彼へのリスペクトももちろんありました。帰国後は同い年でポジションも同じということで、ありがたいことにメディアにもライバル的な取り上げ方をしていただきましたからね。

自分たちが今までやってきたことが、少しでもバスケットボール界にとっていい方向に作用してくれたらいいなと思います。彼ともそう話している中で、お互いに現役としてコートに立てているのはありがたいこと。彼の存在は大きいですよ。

──この10年で、ご自身のプレースタイルやバスケットボールに対する向き合い方、準備の仕方など、どのような変化がありましたか?

いい状態でコートに立ちたいので、特に練習前後のストレッチやトレーナーさんからのマッサージなどの身体のケアにかける時間が年々増えています。36歳のときにBリーグが始まったので、その時点ですでに身体が思うように動かないときがあったり古傷が痛んだり大変でしたけど、46歳になった今は当時以上にケアの時間が増えています。

ただ、身体はしんどくなっても気持ちの部分は変わりません。今では若い選手たちが、本当に自分の息子でもいいぐらいの年齢で、彼らとチームメイトになったりマッチアップしたりということもありますけど、コートに入れば年齢は関係ないということをいろんなところで言わせてもらっています。現役である以上、そういう気持ちが大事なんじゃないかなと思っています。

──具体的には、どんなふうに準備やケアをされているんですか?

試合前はそんなに大きく変わりません。チームの入り時間と同じような1時間半から2時間前ぐらいに入って、そこから準備していきます。試合後はやっぱり一番ケアに充てる時間も長くなりますね。1時間半から2時間ぐらいかけるので、自分が一番遅くなります。練習や試合と同じぐらいケアの時間をかけていますよ。トレーナーさんも付き合ってくれていますので、先ほども言ったようにいろいろな方々のサポートがあってこその現役生活です。そこは常に感謝の気持ちを持っていたいですね。

──この10年間で最も印象的なシーンというとどんなことが浮かびますか?

やっぱり2018-19シーズンに、3地区制だったB1の中地区で優勝できたのが一番印象に残っています。あとは、新潟を一度離れて群馬で過ごした時期。新アリーナができるまでの過程など、挙げればたくさんありますけど、この2つはすごく印象に残っています。


続きは『月刊バスケットボール2026年8月号』をご覧ください。



写真/©︎NIIGATA ALBIREX BB

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