関東大会女子は日本航空(山梨)が2年ぶり2度目の優勝——新人戦との2冠達成

関東大会を制した日本航空(©月刊バスケットボール)
6月13、14日に横浜武道館で「令和8年関東高等学校女子バスケットボール大会兼第80回関東高等学校女子バスケットボール選手権大会」が行われ、Aブロックは日本航空(山梨)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。準優勝は2年連続で八雲学園(東京)。両チームの決勝は、日本航空がキャプテンの#15岩田莉奈らの機動力と身長185cmの#66アジェウォレ・メルシー・ダダの高さを生かしたオフェンスで前半からペースをつかむ。日本航空は八雲学園のエース、テウ・アダマに対する好ディフェンスも奏功し、ハーフタイムまでに40-25とリードを奪った。後半は八雲学園がアダマを欠いたことも大きく響き日本航空が圧倒。76-47と点差を広げて完勝した。
Aブロックでは3位に千葉経済大附(千葉)と星槎国際湘南(神奈川)が続いた。千葉経済大附の3位フィニッシュは2年連続。星槎国際湘南は2019年の創部以来初の3位入賞だった。

キャプテンとして日本航空を関東大会優勝に導いた#15岩田は、自らの得点とリバウンドに加えてスマートなスペーシングや連係で貢献をもたらした(石塚康隆/©月刊バスケットボール)
日本航空#15岩田は、「関東大会優勝はずっと私たちの目標でした。新人戦(2月の関東新人大会)と関東大会で優勝して夏も絶対に優勝するぞという気持ちで取り組んできて、無事に2冠を達成できたので本当にうれしいです」と笑顔。個人的には「シュートを決め切ることを目標にしていた」という今大会の4試合すべてで得点を2桁に乗せ、フィールドゴール成功率51.9%(27/52)で16.3得点、6.7リバウンド、3.0アシストのアベレージ。チームの柱たる活躍を披露して見せた。
日本航空は、今大会で平均24.5得点、16.0リバウンドの#66ダダを軸に、#15岩田、#13兒玉光和子、#21中川陽葵らが躍動感あふれるオフェンスを展開する好チーム。八雲学園との決勝は、だからこそディフェンスを頑張ったという。#15岩田は「後半になるにつれてディフェンスでの掛け声やコミュニケーションが増えていきました」とチームの出来栄えに胸を張った。

日本航空の#66ダダは、ゴール下での支配的な活躍に加え落ち着いたプレーぶりも光った(石塚康隆/©月刊バスケットボール)
八雲学園は#9アダマが準決勝までの3試合で平均36.0得点と爆発力を示していた。しかし決勝ではその#9アダマが前半のみの出場で12得点止まり。準決勝で昭和学院に敗れた関東新人大会に続き、王座には届かなかった。日本航空は「アダマ選手にパスが入ったら寄ろうという戦略で、最初は甘いところがありましたが、それができるようになってからは失点も減らせたと思います」(#15岩田)というとおり前半からゲームプランをしっかり遂行し、八雲学園に流れを渡すことはなかった。

最上級生となったアダマは八雲学園のキャプテンを務めている(石塚康隆/©月刊バスケットボール)
なお、Bブロックでは千葉英和(千葉)が優勝した。千葉英和は準決勝で東京成徳大との接戦を69-68で制した後、決勝では藤村女に53-40で快勝。藤岡麻菜美HCは「やってきたことが勝利につながるという経験が必要な代だったので、結果を得られてよかった」と話し、チームの奮闘をねぎらった。今後のチーム作りに弾みがつく勝利だったに違いない。
■最終結果
【Aブロック】
優 勝 日本航空(山梨県)
準優勝 八雲学園(東京都)
第3位 千葉経済大附(千葉県)/星槎国際湘南(神奈川県)
【Bブロック】
優 勝 千葉英和(千葉県)
準優勝 藤村女(東京都)
第3位 東京成徳大(東京都)/水城(茨城県)
Aブロック試合結果
決勝
日本航空 76-47 八雲学園
準決勝
日本航空 73-67 千葉経済大附
八雲学園 64-62 星槎国際湘南
準々決勝
日本航空 99-56 作新学院
千葉経済大附 73-71 埼玉栄
八雲学園 88-79土浦日本大
星槎国際湘南 77-72 明星学園
1回戦
作新学院 80-73 佼成学園女
日本航空83-47 相模原弥栄
千葉経済大附 81-62 鵠沼
埼玉栄 61-58 八王子学園八王子
八雲学園 68-53 正智深谷
土浦日本大73-48 白鵬女
星槎国際湘南 73-69 昭和学院
明星学園 89-82 市前橋
Bブロック試合結果(準決勝以上)
決勝
千葉英和 53-40 藤村女
準決勝
藤村女 58-53 水域
千葉英和 69-68 東京成徳大
文/柴田健
タグ: 関東大会









