「宮本ツインズ」マッチアップが実現!人生初の別チーム対決【ルーキーズトーナメント】

違うユニフォームに身を包み戦う宮本ツインズ
耀「もっといいやり合いを全国の皆さんに見せたい」
6月7日、関東大学新人戦(ルーキーズトーナメント)決勝の東海大対早稲田大で、高校バスケを沸かせた「宮本ツインズ」のマッチアップが実現した。福岡第一高で息の合ったプレーを連発し、粘り強いディフェンスとスピードを生かしたプレーで人気を集めた双子の兄弟。大学ではそれぞれ別の道へ進み、兄・聡(そう)は東海大、弟・耀(よう)は早稲田大へ。人生で初めて“敵同士”となった2人が、1、2年生チームの関東王者を決めるトーナメントの決勝という大舞台で相まみえた。
奈良県出身の2人は、都跡ミニバス、京都精華学園中、福岡第一高と、高校まで全て同じチームに所属。別々のチームでプレーするのは生まれて初めてだという。高校時代は福岡第一のアグレッシブなディフェンスと速攻をけん引し、ウインターカップ2025ではベスト4進出に貢献した。
耀は早稲田大で早くも主力として活躍。今大会では1年生ながらアシスト王を獲得し、新人王を受賞した。聡は新人チームではベンチから出場し、ディフェンスなどでエナジーを注入している。
試合前に行われた両チームの集合写真撮影では、先輩たちの粋な計らいで双子が中央に並び、初めて異なるユニフォームに身を包んだ2人が隣り合う姿が見られた。決勝カードが決まった日には電話で「たぶんマッチアップあるよな」と言葉を交わしたという。

試合前の集合写真では並んでパシャリ
マッチアップが実現したのは、1Q残り約1分。耀の出場中に聡がコートインし、数秒間ながら1対1の攻防を繰り広げた。耀のボール運びに対し、聡が激しいプレッシャーをかけ、会場を沸かせた。
さらに試合終了間際にも同様の1対1が実現。プレーが止まった際には、2人で言葉を交わす場面も見られた。マッチアップ中はいずれもスタッツに残るプレーこそなかったものの、福岡第一で培ったディフェンスと、それを打開しようとするハンドリングの攻防は大きな盛り上がりを見せた。

激しい1対1で観客を沸かせた
試合は聡がいる東海大が104-80で勝利し、大会3連覇を達成した。
試合後、耀は「いきなり決勝でマッチアップできるとは思っていなかったので、そういう意味ではすごくうれしい気持ちです。でも、(お互いに手の内を知っているので)どうしたらいいのかなという難しさもありました。これから新人インカレやリーグ戦でもマッチアップする機会があると思うので、もっといいやり合いを全国の皆さんに見せられたらと思っています」と語った。
一方で無得点に終わったことについて、「今日の自分の出来では、まだまだ見るに値するプレーができていないと思います。これからもっとお互いに切磋琢磨していきたいです」と振り返り、さらなる成長を誓った。
2人が次に戦う舞台は7月の新人インカレ。順当に勝ち上がれば準決勝で対戦する可能性がある。ともに活躍の場を広げ、再び熱いマッチアップを見せてくれることに期待したい。
文・写真/磯野雄太郎(月刊バスケットボール)









