関東大学女子新人戦、女子決勝は立教-白鷗に

東京医療保健大に勝利し、抱き合って喜ぶ立教大
立教が東京医療保健大に初勝利 一時20点差以上をつけるアップセット
関東大学女子新人戦は6月6日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で準決勝と順位決定戦を行った。準決勝第1試合は白鷗大が山梨学院大に87-52で快勝。第2試合はシュートが大当たりした立教大が、前年の関東新人戦と新人インカレを制した東京医療保健大に88-75で勝利し、7日の決勝カードは立教-白鷗に決まった。「うれしすぎて言葉が出ない」「勝てると思っていなかった」
新人戦とはいえ、立教大が東京医療保健大から歴史的“初”勝利を挙げた。準決勝第2試合は昨年度の新人インカレ決勝と同カード。昨年は東京医療が98-53で大勝していたが、再戦となった今回は一転、立教大が面白いようにシュートを沈めた。チーム全体で3Pシュート16本を成功させ、一時は20点以上のリードを奪取。粘り強いディフェンスでその差を守り切った。今大会で指揮を執るヘッドコーチの菅原ことほ(3年)は、「立教は(東京)医療と白鷗に勝ったことがなくて……。勝つのは初めてです。うれしすぎて言葉が出ません」と興奮気味に語った。
立教は1Qから積極的にシュートを狙い、それが次々と決まった。#2渡部怜梨(2年)が3P6本を含む31得点と大爆発。渡部は得点だけでなく、東京医療のディフェンスを引きつけてフリーの味方へパスを供給した。

#2渡部怜梨は31得点、8アシストの大活躍
その勢いに乗るように、#15山内晴惠(2年)が22得点、#30大柴沙和が(2年)19得点、#27阿部友愛(2年)が12得点をマーク。チーム全体では23アシストを記録し、組織的なバスケットボールで勝利をつかんだ。

#30大柴沙和も19得点で勝利に貢献した

ケガ明けの#27阿部友愛は12得点
前半を39-34とリードして折り返すと、後半も勢いは止まらない。3Qだけで32得点を挙げるビッグクォーターを作り、終了時には23点差までリードを広げた。最終Qは東京医療の反撃を受けながらも粘り強く守り、追い上げをかわした。
菅原HCは「いつもは100対50で負けてしまう相手なので、とにかく楽しんで、笑顔で、ビビらずにプレーするよう伝えました」と振り返る。
平均身長で劣る立教は、ディフェンスではインサイド陣への寄りを早くし、ターンオーバーを誘発した。リバウンドでボックスアウトを徹底。チップアウトでつなぐなど、体を張ったプレーで対抗した。
大勝利の立役者となった渡部は、「勝てると思っていなかった」と本音を漏らしつつ、「めっちゃうれしいです。ピックの場面で、深めのアンダーで守ってきたので、絶対に決めてやろうと思いました。ここまで来たら優勝したいです」と笑顔を見せた。
菅原HCは選手として入部したが、昨年度末をもってコーチへ転身。選手としてはかなわなかった勝利を、指導者としてつかみ取った。
「違った形での勝利に、うれしさを噛みしめています。ここまで来たら立教史上初の関東優勝を。そして全国でも優勝し、立教の名を全国に轟かせたいです」と力強く語った。

決勝では白鷗大と戦う
このほか順位決定戦では、拓殖大が早稲田大、筑波大が専修大にそれぞれ勝利。6位以上を確定させ、7位以上に与えられる新人インカレ(7月7~12日・愛媛県)の出場権を獲得した。
最終日の7日は同会場で決勝および順位決定戦が行われる。
順位決定戦
早稲田大 86-90 拓殖大
専修大 57-62 筑波大
準決勝
山梨学院大 52-87 白鷗大
東京医療保健大 75-88 立教大
文・写真/磯野雄太郎(月刊バスケットボール)









