月刊バスケットボール10月号

Bリーグ

2026.05.21

【インタビュー】ジャレット・カルバー「傲慢にならずにただ自信を持って、気楽に振る舞うようにしている」

2025-26シーズンのB1を最も盛り上げたクラブの一つが仙台89ERSだ。昨季から勝ち星を「24」も上積みし、最終盤までチャンピオンシップ進出争いに食い込んだ。その中心が、今季の得点王ジャレット・カルバー。オンボールでもオフボールでも効果的にスコアするエースを取材した。


こちらのインタビューは『月刊バスケットボール2026年7月号』掲載の冒頭です。全文は誌面にてご覧ください。

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──シーズンお疲れ様でした。まず、今季の話の前に、カルバー選手の人柄について聞かせてください。コーチやチームメイトの多くがあなたのことを
「人としてすばらしい」と言います。

ありがとうございます。僕のキャラクターは両親からの教えによるところが大きいです。中でも、聖書にある「神様のことを何よりも大事にし、謙虚に過ごす」という姿を大事にしています。普段の生活から周りの人たちを大事にし、リスペクトを持って行動する。それはコートに立ったときも同じで、何も変わりはありません。僕は、オンコートでは少しシャイな部分もあるかもしれませんが、自信を持ってプレーするようにしています。

──NBA経験のある選手は、ある程度の我の強さを持っていると思います。カルバー選手にとって謙虚さを失わないことは、こだわりなのですね。

それが大切にしていることです。アメリカにはゴールデンルールというものがあって、それは自分が周りから扱ってもらいたいように他人を扱うこと。周りの人を大切にし、愛と敬意を示すよう心掛けています。傲慢にはなりたくありません。ただ自信を持って振る舞いたいだけで、そこには違いがあるんです。傲慢にならずにただ自信を持って、気楽に振る舞うようにしています。僕自身もそう扱われたいので。

──今季からBリーグに参戦し、仙台への加入を決めました。改めてその経緯と決め手を教えてください。

神様が僕をここに導いてくれたように感じます。夏に僕のエージェントと、コーチ・ダン(仙台ダン・タシュニーHC)ととても良い会話ができて、その中で、僕がやりたいように自由を持ってチームに勝利に貢献できると聞きました。それはすばらしいこと。仙台はチームとしてもすごく成長しているし、すばらしい街でもあります。日本を自分にとって特別な場所にしたいという思いもあって、ここに決めました。

──ラーメンがお好きだとうかがいました。

そうなんです。日本食はすばらしいです。初めて仙台に来たときに「だし廊」というラーメン屋さんに行ったのですが、そこは僕のお気に入りのお店になりました。遠征の前には毎回食べに行って、僕を訪ねてきたみんなを必ずそのお店に連れて行っています。僕はラーメンが大好きな ビッグ・ヌードル・ガイ』で、日本のラーメンは最高です。自分でも食べ過ぎだなと思うくらい、ラーメンを食べています(笑)。

──今季の平均26.5得点は、B1では歴代3番目のハイアベレージです。ご自身をどのようなスコアラーだと考えますか?

僕はこれまでもずっとスコアラーでしたが、このチームに来てまずはディフェンスから始めるというマインドセットに変わりました。もし良いディフェンスができればそこからトランジションにつながっていきます。そして僕は自分を優れたトランジションプレーヤーだと思っています。このチームはすごく良いトランジションをたくさん生み出せて、それらは僕が簡単な得点を挙げる助けになりました。あと、レフェリーの笛の吹き方を学んで、シーズン後半にはフリースローでも得点を重ねることができました。

そして、コーチは常に僕にいかにチームでプレーし、オフボールで動くことが僕にとっても良いことかを伝えてくれました。たくさんのバックカットやスクリーンからのスリップが生まれて、それはこのチームに来て覚えた点の取り方です。そこに今まで練習してきた得点方法を組み合わせて、この平均得点になったんです。


続きは『月刊バスケットボール2026年7月号』をご覧ください。



写真/©︎B.LEAGUE、文/堀内涼(月刊バスケットボール)

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