月刊バスケットボール10月号

3x3女子

2026.04.30

UENOHARA SUNRISE.EXEが開幕戦を制す——「3x3.EXE PREMIER 2026 WOMEN'S JAPAN ROUND 1 powered by 宇都宮市」レポート

優勝したUENOHARA SUNRISE,EXE(左から吉武忍、八木希沙、田中真琴、遠藤桐)

日本最高峰の3x3グローバルプロリーグ「3x3.EXE PREMIER」の2026シーズンが、42526日に宇都宮で行われた女子第1ラウンドで開幕。山梨県上野原市を拠点とするUENOHARA SUNRISE.EXEが予選グループから4試合を勝ち切って今季最初の王者となった。


八木希沙、吉武忍、田中真琴、遠藤桐という今大会のエントリーメンバーは、昨年のプレーオフと同じ顔ぶれ。その舞台で決勝進出を逃した悔しさを知る4人であり、吉武、田中、遠藤は3人だけで臨んだ2月の全日本選手権で準優勝に輝いてもいる。この開幕戦では、どのチームにも負けない元気さと結束の強さを十二分に表現して、最高の結果を出した。

UENOHARA SUNRISE.EXEは初日のグループ初戦で、全日本選手権決勝で敗れた相手であるFLOWLISH GUNMA.EXEと激突。この試合に17-14で勝利すると、続くSHINJUKU GIVERS.EXEとの一戦にも20-14で快勝を収め、グループC1位で決勝トーナメントに進出した。最終日の準決勝ではST-KASUMI.EXEとのロースコアな熱戦を13-9でしのいで決勝に進出。もう一方の準決勝でSHINSHU SAKU REGION.EXE21-17でノックアウトしたTOKYO VERDY.EXEと王座をかけて対戦することとなった。

決勝の序盤は、TOKYO VERDY.EXEが坪内瑠愛の得点で優位に試合を運んだ。TOKYO VERDY.EXEは伊森可琳、奥伊吹という5人制の実績も豊富なプレーヤーがリバウンドでも奮闘。そのまま勢いを増していくかとも思われた。しかし中盤戦から威力を発揮したのがUENOHARA SUNRISE.EXEのディフェンス。フィジカルにガードされたTOKYO VERDY.EXEはショットの精度が定まらずオフェンスが停滞し、逆にUENOHARA SUNRISE.EXEはエースの遠藤が当たりはじめ、ぐんぐん得点を重ねていった。最終的にはUENOHARA SUNRISE.EXE 17-9と突き放しての完勝。遠藤は開幕ラウンドのMVPに輝いた。


開幕ラウンドでMVPに輝いたUENOHARA SUNRISE,EXEの遠藤(左はTOKYO VERDY.EXEの正木優子)





試合後、遠藤は「ちょっとうまく行き過ぎたぐらいですね」と笑顔。「死のグループ」と称されたグループCに入った開幕ラウンドはシーズン全体の山場とも捉えていたとのことで、「これからも自分たちらしさを忘れずに、新加入選手の力も進化に変えていけたらいいと思います」と次ラウンド以降の戦いに向けた抱負を語った。

遠藤と田中が2年目を迎えた今季のUENOHARA SUNRISE.EXEは個々でもチームとしても経験値が上昇。新戦力とスタッフの加入で層が厚くなり、戦術などソフト面も充実させている。また、遠藤が今大会の勝因として「エントリーされていないメンバーも全員が宇都宮まで応援に来てくれたこと」を挙げていたことからも、結束力に自信を持っていることがうかがえる。昨年は取り逃したグランドチャンピオンの座に就くことができるか、9月のプレーオフまで注目すべきチームだ。

3x3.EXE PREMIER 2026 WOMEN'S JAPAN」は12チームが9月まで8ラウンドを通じて順位を競い、上位3チームが10月にロートハートスクエアうめきた(大阪府大阪市)で開催されるプレーオフへの出場権を獲得するフォーマット。プレーオフではニュージーランドとタイの上位チームも交え、グランドチャンピオンを決する。

3x3.EXE PREMIER 2026 WOMEN'S JAPAN ROUND 1 powered by 宇都宮市」試合結果

■最終順位
1 位:UENOHARA SUNRISE,EXE
2 位:TOKYO VERDY.EXE
3 位:SHINSHU SAKU REGION.EXE
4 位:ST-KASUMI.EXE

MVP:遠藤桐(UENOHARA SUNRISE,EXE
アサヒビール presents スーパードライ賞:奥伊吹(TOKYO VERDY.EXE





文/柴田健

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