月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2026.04.19

新野楓果のBestスコア2025-26⑩【スピンオフ編】憧れのコートでのパフォーマンスは一生の宝物/宇都宮ブレックス×大坂エヴェッサ

元バスケ少女の夢が叶った日
憧れのコートで感じた360度の熱視線


こんにちは、Rain Treeの新野楓果です。
いつもは観戦レポートを書いている「Bestスコア」ですが、今回はスピンオフ編。4月15日に宇都宮ブレックスアリーナで行われた「宇都宮ブレックス×大阪エヴェッサ」のハーフタイムショーに出演させていただきました。※試合は大接戦の末、80‐77で宇都宮が勝利。

これまで客席から何度も見てきたコートに、アイドルとして立つ日が来るなんて! 決まったときからずっと不思議な気持ちでした。正直すごく緊張もしていましたが、それ以上に嬉しさと楽しみな気持ちが大きく、自分の中で「あと何日」とカウントダウンをして過ごしていました。ただ、前日になっても実感はあまり湧かず、不思議と大きな緊張もないまま当日を迎えました。

当日は早めに会場入りし、リハーサルをさせていただきました。実際にコートに立ってみると、普段自分たちが立っているステージよりも縦も横も広く、さらにバミリもないので、いつもの感覚とはまったく違いました。コートに引かれているラインを頼りに、立ち位置を入念に確認していきました。まだ開場前で客席には誰もいなかったのですが、「360度すべての方向から見られているんだ」と思った瞬間、一瞬たりとも気を抜けないなと感じ、その意識は本番でも大切にしたいと思えた時間でした。




選手へのリスペクトと
ブースターの皆さんの
エネルギーと温かさを実感

リハーサル後には、コート内で写真も撮らせていただきました。実際にコートの中に立てる機会はなかなかないので、終始少し興奮気味の新野でした。改めて体感してみると、床は意外と滑りにくいこと、遠くの席までしっかり見えていること、センタービジョンは想像の3倍くらいの大きさがあることなど、客席からでは気づけなかった発見がたくさんありました。ほんのりとバスケットボールの匂いを感じたり、ゴールの高さや3ポイントラインの距離の感覚に驚いたりと、少しプレイヤー時代を思い出すような、懐かしい気持ちにもなりました。

移動中には、試合前にストレッチやシューティングをしている選手の皆さんをお見かけしました。コートでの練習前にも入念に準備をされている姿を見ることができたのはとても貴重でしたし、笑顔の場面もあり、集中しつつも楽しそうな姿が印象的でした。

本番前は、出番ギリギリまで試合を見たり、もう一度合わせて練習したりと、私も含めメンバーは比較的リラックスした雰囲気でした。直前にはメンバーみんなで「楽しもうね!」と声を掛け合っていたのですが、いざコートに出ると、いつもとは違う独特の緊張感に包まれました。




そんな中で一番印象的だったのは、ブースターの皆さんのエネルギーです。たくさんの方が席に座ったまま私たちのパフォーマンスを見てくださいました。ほとんどがRain Treeのファンの方ではない中で、どんな反応をいただけるのか少し不安もありましたが、その心配はすぐになくなりました。拍手をしてくださったり、ペンライトを振ってくださったり、目が合うと手を振ってくださったり、一緒に踊ってくださる方もいて、とても温かい空間でした。コート上でそのエネルギーを直接感じることで、「もっと盛り上げたい」「もっと目を合わせたい」と自然に前向きな気持ちになれたことが、とても印象に残っています。

今回は360度すべての方向から見ていただく形だったため、曲中にメンバーが散らばり、ブースターの皆さんの近くに行く演出を取り入れました。また、バスケットボールのルールにもある「3秒ルール」という楽曲を選んだのも、少しでも興味を持っていただきやすいのではないかと思ったからです。パフォーマンス後にいただいた拍手は、本当に大きくて温かくて。その中で、「この場所は選手の皆さんが毎回全力で戦っている場所なんだ」と改めて実感しました。選手の皆さんの全力に応えるブースターの皆さんの存在、そしてそのブースターの皆さんの前でコートに立たせていただいたことへの責任とありがたさを強く感じました。

9年間の想いが結実した
忘れられない一日


また、客席にはいつも応援してくださっているRain Treeのファンの方の姿も見つけることができ、とても心強かったです。私推しではない方が私のペンライトカラーを掲げてくださっていたり、写真を撮ってくださっていたりと、「バスケ=新野楓果」というイメージが少しずつ伝わっているのかなと感じ、嬉しく思いました。

そしてこの日は両親も会場に来てくれていました。私は小学1年生からバスケットボールをしていて、当時コーチをしてくれていた父は大のバスケ好きなので、とても喜んでくれていたと思います。姉や兄も配信で見てくれていたようで、終わった後に感想を送ってくれて、家族みんなで喜んでくれていることが伝わり、私もとても嬉しかったです。

9年間バスケットボールを続けてきて、今でもシーズン中は観戦を楽しみにしているほどバスケが大好きな私にとって、ハーフタイムショーに出演することは一つの夢でした。その夢を、ファンの皆さんや家族の前で叶えることができ、本当に忘れられない一日になりました。

ハーフタイムショー終了直後は、メンバーみんなで「楽しすぎた!一瞬だったね!」「盛り上がってもらえて嬉しかった!」と話していました。すぐに着替えて試合を見に行ったほど、メンバー全員が会場の温かさに安心していて、同時にバスケットボールへの興味もさらに高まったように感じました。

終演後のSNSでも、「夢が叶う瞬間を見届けられて幸せ」「現地で観られて嬉しかった」「配信で応援していました」など、たくさんの温かい言葉をいただき、改めて恵まれた環境にいることを実感しました。



アイドルとアスリートの共通点
舞台裏の努力が生む最高のパフォーマンス


試合終了後には、選手の皆さんの様子も少し見ることができました。疲れがあるはずの中でも、さらに追い込みのトレーニングをされている姿を見て、見えない努力があってこそのプレーなのだと感じましたし、その努力を緊張感やプレッシャーのある本番で発揮するという点では、アイドルとも通じる部分があると感じました。人を楽しませるために、自分を磨き続けるという点で、共通するものがあると思います。

普段は「観る側」として会場に足を運んでいましたが、今回「立つ側」を経験したことで、コートに関わるすべての方へのリスペクトがより強くなりました。選手の皆さんはもちろん、普段からチームを支えるスタッフの皆さんや、試合前から会場を作り上げる方々、音響や映像のチェックをされている方々、そしてリハーサルから盛り上げてくださったアリーナMCのSEKIさん。たくさんの方の支えがあって、私はいつもバスケットボールを楽しめているのだと改めて感じました。コートから見た景色は、一生忘れることのない大切な思い出です。改めて、本当にありがとうございました。



最後にメンバー全員に感想も聞いてみました!
【橋本真希】
初めて本格的なバスケの試合を見に行きましたが、プロの選手の試合の迫力とブースターの皆様の熱量に圧倒されて試合中目が離せませんでした。貴重な機会を頂けてとても光栄でしたし、とても楽しかったです! またご一緒できるようRainTreeも頑張りたいと思いました。

【朝宮日向】
360度お客様がいる中でのパフォーマンスが初めてだったので練習の時からとてもドキドキしていました。新野が練習の時からすごく嬉しそうで、本番前も「みんなで楽しもう!」と声をかけてくれたおかげで緊張がほぐれました。私たちを知らない宇都宮ブースターの皆様がとっても温かくて、嬉しかったです! 貴重な機会をいただけて本当に幸せでした。また呼んでいただけるよう頑張ります!

【佐藤莉華】
私は昨年にいさん(新野)と一緒に行かせていただいた千葉ジェッツ戦以来の観戦だったのですが、チームごとにファンの皆様との雰囲気がそれぞれ違っていて、とても面白いなと感じました。応援の仕方や会場の空気感にもそのチームらしさがあって、選手の皆様とファンの皆様が一緒になってその場ならではの空間を作り上げているのがとても素敵だなと思います。バスケットボールとアイドルではお仕事の形は違いますが、ファンの方と一体になって空間を作っていくという意味では、どこか通じるものがあるように感じました。私たちも応援してくださる皆様と一緒にあたたかくて楽しい空間を作っていける存在でありたいなと改めて思いました。

【綾瀬ことり】
体育館はバミリがなくてとっても広かったので間隔をそろえるのが難しかったです。でも憧れのハーフタイムショーでのパフォーマンスだったので出演させていただけてとても幸せでしたし、ブースターの皆さんも一緒に拍手してくださったので楽しかったです! 初めて現地でバスケ観戦をしたのですが、迫力が凄くて「バスケの試合ってこんなに面白いんだ?!」とより強く感じました。会場全体が一体となる空気がとっても素敵で、どっちのチームも強くて最後まで目が離せない熱い試合でした。また行きたいです!

【遠藤莉乃】
宇都宮ブレックスさんの試合が見ててとにかく楽しくて、私たちがより盛り上げたい! という気持ちになって頑張りました。ハーフタイムショーという貴重な経験すごく嬉しかったです! 初めて360°を意識しながらのパフォーマンスだったのでどこの角度から見ても楽しんでもらえるように色んな方向を向いたり、よりシルエットを意識したり、貴重な経験で楽しかったです。Rain Treeを知らなかった方に、「可愛かったな」とか「手振ってくれたな」とか、どんな形でも印象に残せてたらいいなと思ってます。

【鈴野みお】
Rain Tree初めてのハーフタイムショー、そして初めての栃木でのパフォーマンスということで、この日をとても楽しみにしていました。宇都宮まで遠くから駆けつけてくださったRain Treeのファンの皆さん、宇都宮ブレックスのブースターの皆さんが温かく見守ってくださり、本当に楽しい時間になりました。また、今回が試合観戦初だったのですが、ブースターの皆さんがリズムに合わせてずっと声援を送られている姿が、まるでアイドルのコールのようで、とても印象的でした。アイドルとして、バスケットボール選手の皆さんの姿にも大きな憧れを感じました。ぜひまたハーフタイムショーに出演させていただきたいです。

全員共通して、「またバスケを見に行きたい」と言ってくれたので、私自身とても嬉しかったですし、バスケの楽しさは実際に現地で感じられるものが多いからこそ、行ったことがない方にもぜひ観戦に行ってみてほしいなと、より強く思いました!

新野楓果のBestスコアは残りのシーズンも続くので、ぜひたくさんの方に読んでいただきたいです! これからもバスケに関わるお仕事ができるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願いします!



新野楓果(にいの・ふうか)
2025年1月29日にキングレコードよりメジャーデビューした、秋元康総合プロデュースのガールズグループRain Treeのメンバー。身長167㎝、バスケ歴9年。ドリブルと3Pシュートが得意で茨城県の県南選抜に選出されたこともある。
SNS
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