月刊バスケットボール5月号

Wリーグ

2026.04.11

デンソーが悲願の優勝へ王手! 大黒柱・髙田真希が24得点の活躍でトヨタ自動車を突き放す【Wリーグファイナル】

大黒柱として本領発揮した髙田

一進一退の攻防、先行するデンソーにトヨタ自動車が付いていく

411日、京王電鉄Presents Wリーグプレーオフ2025-26ファイナル 第3戦が京王アリーナTOKYOで行われた。44日に行われた第1戦はデンソーが、同5日の第2戦はトヨタ自動車がそれぞれ勝利し、11敗で第3戦を迎えた。

デンソーの#21 笠置晴菜が3Pシュート、ミドルジャンパー続けて沈め、5-0とゲームがスタート。しかし、トヨタ自動車も#14 平下愛佳の3Pシュートなどで、すぐさま追い付いていく。両チームとも、12戦よりもアグレッシブなディフェンスを見せるが、そのディフェンスに押し負けない強さを見せ、一瞬のスキをついて、シュートを決めていく。

1Q終盤に#8髙田真希が連続得点でデンソーが一歩リードするものの、トヨタ自動車は#3小野寺佑奈がブザービーターとなる超ロング3Pシュートを決めて13-14とその差1点に迫った。2Qもデンソーがリードを開こうとすると、トヨタ自動車が入れ返し、お互い譲らない競り合いが続く。2Q終盤に再び#8 髙田が得点を重ねたデンソーが40-36として後半に臨んだ。


 

#3小野寺佑奈

若手の躍動と髙田真希の勝負強さ。デンソーが終盤に突き放す

3Qに入ると得点が止まったデンソーに対し、トヨタ自動車は#11 岡本美優がフリースロー、3Pシュートで40-40と同点に持ち込む。対するデンソーは若手の#3 平賀真帆、#18 薮未奈海が積極的なオフェンスで再び先行する。ロースコアの展開の中、フリースローなどで加点したトヨタ自動車が46-46と同点にして4Qを迎えた。

#13 オコンクウォ スーザン アマカ

最終Qに先手を取ったのはトヨタ自動車。#13 オコンクウォ スーザン アマカがオフェンスリバウンドから連続得点。その後デンソーは#21 笠置のシュートなどで追い付くと、#8 髙田が3Pシュートを決めて54-50と流れを変える。トヨタ自動車は#13 アマカのフリースロー、続いて#23 山本麻衣が徹底マークをかいくぐって同点に戻すと、デンソーはすぐさま#8 髙田が3Pシュートでリードを取り戻す。さらに、残り136秒でバスケットカウントを決めて、60-546点差。そして、#13 木村亜美が3Pシュートを決めてダメ押し。最後は69-59でデンソーが優勝へ王手をかけた。


#13 木村亜美

ファイナルの行方はいかに。視線はすでに次戦を見据える

この試合、大黒柱の髙田は両チーム最多の24得点とチームをけん引。「チャンスがあれば打とうと決めていました。ガードやウィングの選手たちが粘り強くアタックしてくれたことで、自分がノーマークになる場面が増えました。それを決めきることができて良かったです」と振り返りつつ、「明日は相手も必ず対策をしてきます。状況に応じて良い判断をし、自分たちが何をすべきかを考え抜いて戦いたいです。チームの流れを自分たちで作れるよう、最初からアクセル全開でいきます」と、気持ちを次戦に向けた。

敗れたトヨタ自動車の#23 山本は「明日は絶対にやり返して、明後日の(第5戦へ)望みをつなぐしかありません。今日はデンソーさんがアジャストしてきた部分に対して、自分たちが対応しきれなかった部分がありました。チームとしても個人としても、明日に向けてしっかり修正して勝ちきりたいと思います」と話す。

王手をかけたデンソーと、何としても勝利し、最終第5戦に望みをつなぎたいトヨタ自動車。「最後は気持ち」とだれもが口にするファイナル。「勝ちたい」という強い意志を最後まで体現するのはどちらのチームか。運命の第4戦から目が離せない。


#8 髙田真希





文・飯田康二/写真・石塚康隆

PICK UP

RELATED